ニュートンのりんごエピソードを聞いた、アインシュタインの言葉に納得。偶然にまかせず、結果を出す方法【年商10億円企業の経営者が解説】

ニュートンのりんごエピソードを聞いた、アインシュタインの言葉に納得。偶然にまかせず、結果を出す方法【年商10億円企業の経営者が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

挑戦は人を成長させます。気をつけなければいけないのが、挑戦と冒険を間違えないことです。その差は、リスクや危険へのコントロールの有無です。挑戦するためには、事前に検討し、見極めることが重要です。本記事では、(株)三光堂(岐阜)大野正和氏の著書『挑戦を成功に導く「見極め力」』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋・再編集し、詳しく解説します。

挑戦を成功させるための「時間の見極め力」

一般に人は、挑戦の結果はすぐに出なければならないと思いがちです。しかし、そうではありません。5年後に達成するというのでもよいし、今は一時保留して、10年後に改めて挑戦しようということでもよいのです。それも見極め次第です。周囲を見渡して今すぐ挑戦して成果が出る環境ではないと思ったら保留すればよいと思います。何がなんでも今すぐに取り組まなければならないということはありません。その点も冒険と違うところです。

 

冒険は、思い立った今が取り組むべき時であり、結果もすぐに求められます。10年後になんらかの結果が出ればいい、というものは冒険ではなく、あるいは10年後に取り組もうと先送りするのも冒険ではありません。冒険は即時的なモデルです。今しかありません。じわじわと結果が出たり、いずれ取り組んだりするというものではないのです。今の自分が取り組むから意味があるのであり、しかも、結果はすぐに出なければなりません。

 

しかし挑戦には猶予があります。なぜなら、それによって自分が何を得るのか、周囲をどう変えるのかという目標とその実現のための戦略があるからです。それがあれば、今は保留して3年後に着手するという判断もあります。前進のためのストックとして貯ためておけばよいのです。私の場合はいちばん長いもので30年後に成果が生まれたという挑戦がありました。

 

しかしそれは、場合によってはそこまでかかると見越して、その間をどうつなぐかと細かく戦略を立てて臨んだものです。忘れていたものがひょんなきっかけで復活したというのではありません。小さな取引で顧客との関係を継続し、その進捗をしっかり管理しながら、それを基礎にして30年計画で大きな挑戦を成功させたのです。
 

 

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※本連載は、(株)三光堂(岐阜)大野正和氏の著書『挑戦を成功に導く「見極め力」』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋・編集したものです。

挑戦を成功に導く「見極め力」

挑戦を成功に導く「見極め力」

大野 正和

幻冬舎メディアコンサルティング

見極める力が、失敗を恐れない心を育てる 80歳にして挑戦をつづける経営者が自身の半生を振り返り、未来を切り拓く挑戦の真髄を語る 目の前にチャンスがあっても、「自分には無理かもしれない」「うまくいかなかったら時間…

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