SBI証券は2024年8月31日より、国内株式の積立サービス「日株(にちかぶ)積立」を開始。1,000円または1株から自動買付ができるので、通常の100株の保有を目指して計画的に日本株取引を始めることができます。日株積立のメリットやデメリットをはじめ、設定のやり方などを、FP資格を持つ証券会社出身のSGO編集者が初心者にもわかりやすく解説します。
SBI証券の「日株積立」…国内株式の積立サービスの設定方法を解説

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SBI証券は、2024年8月31日より国内株式の積立サービス「日株(にちかぶ)積立」をスタート。

 

国内株式(国内ETFもOK)を1,000円または1株から自動で積立買付できるので、購入タイミングを気にすることなく、気軽に株式投資を始められます。

 

「株式投資に興味はあるが、まとまったお金がない」

「株価チャートを見て、買うタイミングを見極めるのが難しい」

「株主優待や配当金狙いで日本株に投資をしたい」

 

という方は、ぜひ最後までお読みください。日株積立は、従来の100株単位での取引とはまったく異なる買い方であることがわかります。

 

また、筆者が実際に日株積立で積立設定をしたときの画像を使って手順を紹介しているので、一緒にチャレンジしてみてください。

 

1. SBI証券の「日株積立」のサービス概要

日株積立
(引用:SBI証券)

 

SBI証券の「日株(にちかぶ)積立」とは、国内株式(国内ETFもOK)をあらかじめ設定した日に自動で積立購入できるサービスです。わかりやすく言うと、投資信託を毎月コツコツ積み立てる「投信積立」の日本株版

 

日株積立を利用すると、本来は100株単位の単元株でしか買えない銘柄でも、1~99株の単元未満株(SBI証券では「S株」)を定期的に積み立てることにより、少額から株式投資を始められます(100株単位での積立設定もOK)。

 

ここではまず、SBI証券の「日株積立」の概要を整理して紹介するので、サービスの全体像を把握しましょう。

 

■SBI証券の「日株積立」の概要

サービス名称 国内株式積立サービス「日株(にちかぶ)積立」
概要 国内株式(国内ETFを含む)を定期的に積立買付するサービス
対象銘柄

・単元株(100株単位):SBI証券で取引可能な国内現物株式
→100株や200株を積み立てることも可能

・単元未満株(1~99株):S株の約3,900銘柄

取引口座

特定口座、一般口座、NISA口座(成長投資枠)

積立方法

・金額指定:1回の注文金額を指定し、その金額以内で買える株数を発注する方法
・株数指定:1回の注文株数を指定し、その株数を発注する方法

設定単位
(最低発注)

・金額指定:1,000円以上、500円単位
・株数指定:1株以上、1株単位

積立設定日

・毎週(曜日指定):月曜~金曜から選択(月に4~5回買付)
・毎月:月1回(1日、20日、30日、月末は選択不可)
・複数日:任意の日にちを最大5日選択(1日、29日、30日、月末は選択不可)

設定可能件数 最大50件
発注方法 成行のみ
手数料

ゼロコースを選択すれば無料(選択している手数料体系に準じる)

ポイント投資

VポイントまたはPontaポイントを1ポイント=1円分から利用可能

配当金 保有株数に応じて受取可能
株主優待

原則なし(企業によっては1株以上で実施している場合あり)

議決権

単元株(100株)に満たない場合はなし

 

次章では、日株積立のメリットを通じて、サービスの詳細を解説します。

 

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2. SBI証券で「日株積立」を利用するメリット5つ

メリット
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

ここでは、SBI証券の「日株積立」のメリットを5つに絞って解説します。

 

 

それぞれ解説します。

メリット①:少額から日本株に投資できる

積立投資
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

日株積立(国内株式積立サービス)を利用すると、1,000円もしくは1株から日本株(国内ETFもOK)を取引することができます。

 

通常、国内株式を買うには100株単位の単元株での注文が基本です(ETFは1株単位)。たとえば、株価5,000円の銘柄を購入するには、500,000円(=5,000円×100株)の資金が必要です。しかし、500,000円を用意していきなり投資できる初心者はほとんどいないと思います。

 

そこで、SBI証券の日株積立を利用して、たとえば給料日後の「毎月26日に1株買う」といった設定をしておくと、1回あたりの買付は5,000円で済みます。

 

毎月5,000円だったら、ハードルはだいぶ低くなるのではないでしょうか。

 

ちなみに、SBI証券には1~99株の単元未満株で国内株式が買える「S株」もありますが、こちらは1回限りのスポット買付で、毎回手動で発注する必要があります。

 

一方、日株積立は最初に設定すれば毎月自動で買付してくれるので、毎回ログインして注文する手間を省けます。

 

さらに、100株未満の保有でも株数に応じて配当金を受け取ることもできるので、将来的に定期的に配当金が入ってくる仕組みを作りたい人にも日株積立はおすすめです。

 

なお、株主優待がもらえるのは原則100株以上ですが、SBIホールディングス(銘柄コード:8473)のように1株から割引購入申込券を株主優待として配布している企業も一部にはあるので、配当金と株主優待を両方受け取ることもできます。

 

メリット②:買うタイミングを計らなくていい

カレンダー
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

日株積立は、株価の上げ下げに関係なく設定日に自動で国内株式を購入してくれるサービスです。そのため、株価チャートを見て、「株価が下げ止まったら買おう」「株価がいくらになったら買おう」といった売買タイミングを計る必要はありません。

 

株式投資の基本は「安く買って高く売る」ですが、株価チャートを分析して最適なタイミングで売買して勝ち続けるのは投資のプロでも困難です。

 

日株積立は相場を予想することなく機械的に買っていくので、株式上級者には物足りなさを感じるかもしれません。しかし、難しい知識がなくても気軽に日本株に投資できるので、従来の100株単位での取引で満足のいく結果が得られなかった人にもおすすめです。

 

メリット③:購入価格を平準化できる

時間分散
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

日株積立に限らず、積立投資は買付タイミングを分散することにより、購入価格を平準化できます。

 

もし、株価5,000円の銘柄を一度に100株を購入すると、5,000円より上がれば利益、5,000円より下がれば損失になります。つまり、5,000円が損益分岐点ということです。

 

しかし、積立買付なら時間を分散して株価が安いときにも高いときにも買うことになるので、購入株価を平準化することができ、ドルコスト平均法と同じような効果が期待できます。

 

購入価格が平準化されると、その後の値動きにもよりますが、株価が4,000円に下落してから5,000円に回復するといったケースでも利益が出るようになります。もしこれが5,000円で100株を買っていると、利益は残りません。

 

このように、日株積立を利用すると、従来の100株単位での取引より利益が出るハードルが下がるケースもあります。

 

ただし、株価が下落し続けている銘柄の場合は日株積立でも利益を出すことは難しいので、「株価チャートが右肩下がり」「利益が毎年減っている」といった企業は避けたほうがいいでしょう。

 

メリット④:ポイントを利用できる

SBI証券のポイント投資
(引用:SBI証券

 

日株積立では、積立買付に対するポイント利用設定をすることにより、「Vポイント」または「Pontaポイント」を積立買付の買付額にポイントを充当できます(=「ポイント投資」)。

 

SBI証券の「ポイントサービス」は、「Vポイント」「Pontaポイント」「dポイント」「JALのマイル」「PayPayポイント」の5種類からメインポイントを1つ設定し、様々なシーンでポイントが貯まったり利用できたりする仕組み。

 

このうち、ポイントを利用して投資ができるのは「Vポイント」「Pontaポイント」の2種類で、日株積立以外では投信積立にもポイントを利用できます。

 

株価が150円前後のNTT(銘柄コード:9432)のような銘柄もあるので、普段からVポイントもしくはPontaポイントを貯めている方であれば、日株積立を利用して現金の持ち出しなしで日本株取引を始めることもできます。

 

メリット⑤:新NISAの成長投資枠でも購入できる

新NISA成長投資枠
(引用:SBI証券

 

日株積立は国内株式(国内ETFを含む)が対象で、課税口座(特定口座もしくは一般口座)のほかにも、新NISAの「成長投資枠」でも購入できます(「つみたて投資枠」は投資信託が中心なので不可)。

 

新NISAの成長投資枠の非課税保有限度額は1,200万円(年間240万円)となっており、日株積立で配当利回りが高い銘柄をコツコツ買付して、定期的に配当金が入ってくる仕組みを作ることも可能です。

 

さらに、新NISAは売却益や配当金にかかる約20%の税金が非課税になるので、資金効率がよくなります。

 

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3. SBI証券で「日株積立」を利用するデメリット

デメリット
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

メリットの次は、SBI証券で「日株積立」を利用するときの注意点も知っておきましょう。

 

 

それぞれ解説します。

デメリット①:「金額指定」にすると買えない場合がある

悩んでいる女性
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

日株積立の積立方法には「株数指定」と「金額指定」があり、金額指定を選ぶときには注意が必要です。

 

金額指定の設定単位は最低1,000円以上(500円単位)となっているので、購入したい銘柄が積立設定時に900円であれば、設定金額が1,000円の場合は1株を買うことができます。しかし、設定日以降に株価が1,100円に上昇すると設定金額以内で買えなくなり、発注してくれません。

 

投信積立の場合は「0.8口(くち)」のように、設定金額ちょうどになるように購入数を小数点以下まで調整してくれますが、日株積立は小数点以下の株数は購入できません。金額指定は、「設定した金額内で買える整数の株数」を買う積立方法だとお考えください。

 

そのため、確実に買付をしたい場合、積立方法は「株数指定」を選ぶことをおすすめします。

 

デメリット②:一括投資と比べて大きな利益は期待しにくい

株価チャート
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

日株積立は、株数と時間を分散して国内株式をコツコツ購入する投資手法なので、短期間で大きな利益を出すことは期待しにくいです。

 

一方、100株や200株を一括で投資する場合は、タイミングよく何かの材料が出て株価が急騰すれば短期間で大きな利益をあげることも不可能ではありません。しかし、自分が買ってから一本調子で上昇する銘柄を探すのは投資経験者でも難しいです。

 

そのため、1億円以上の利益を稼ぐ「億トレーダー」を目指す人には日株積立には向いていません。

 

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4. SBI証券の「日株積立」の設定方法(買い方)

パソコンの前で笑顔の女性
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

本章では、筆者が実際にSBI証券で日株積立の設定をしたときの画像を使って、日株積立のやり方を解説します。

 

設定した銘柄は、「伊藤園第1種優先株式(銘柄コード:25935)」。『お~い茶』でおなじみの伊藤園(銘柄コード:2593)の議決権がついていない「優先株式」というもので、銘柄コードは5桁となっています。議決権がないので株主総会の決議に参加できませんが、保有株分の配当金は受け取れるうえ、100株になれば株主優待ももらえます。

 

設定内容は、次のとおり。

 

  • 積立コース:毎週金曜日
  • 株数指定:3株
  • 取引口座:特定口座

 

伊藤園第1種優先株式の場合、4月に配当金や株主優待をもらえる権利が確定する日が訪れるので、2025年4月に単元株の100株になるように、逆算して「毎週金曜日に3株」に設定しました。曜日は任意で構いません。

 

積立設定の流れは、次の5ステップです。

 

 

順番に解説します。

STEP1:ログイン後、「メニュー」>「国内株式」をタップ

SBI証券のサイトにログイン後、上のメニューから「取引」>「国内株式」>「積立」の順に進みます。

 

積立

 

2024年7月にリニューアルしたSBI証券のスマホ専用サイトから設定する場合は、「国内株式トップ」>「積立」の順に進みます。

 

SBI証券スマホ専用サイト

 

STEP2:積立設定する銘柄を探す

「国内株式 積立」の画面が表示されたら、検索窓に銘柄名の一部や銘柄コード(わかっている場合は)を入力し、検索ボタンを押します。

 

国内株式積立

 

積立設定する銘柄が決まっていない場合は、検索ボタンの右の「ランキング」から探す方法もあります。

 

STEP3:積立設定の内容を入力する

積立設定する銘柄の設定画面が表示されたら、積立設定の内容を入力していきます。なお、すべて入力すると、下に「設定内容の概算」が表示されます。

 

設定入力

 

上から順番に解説します。

 

① 預り区分

買付する口座を選択します。初心者の方は、利益が出た場合の確定申告を証券会社に任せる「特定口座」がおすすめです。

 

なお、SBI証券でNISA口座を開設している場合、ここに「NISA」も表示されます。

 

② 買付数量指定

「株数指定」か「金額指定」のどちらかを選びます。

 

ここでは「株数指定」を選び、1回あたりの買付株数を「3株」に設定します。

 

③ 積立コース

積立コースは、「毎週」「毎月」「複数日」から積立頻度を選択できます。

 

ここでは「毎週」を選び、曜日は「毎週金曜日」としました。曜日は任意で構いません。

 

④ ボーナス月設定

「ボーナス月設定」は、毎年2回まで積立買付の追加設定(増額)ができるサービスです。

 

ここでは「設定しない」にしました。

 

⑤ ポイント利用

VポイントまたはPontaポイントを利用する場合は、ここからポイント利用の設定をします。

 

ここでは「利用しない」にしました。

 

STEP4:取引パスワードを入力して「設定確認」に進む

取引パスワード(半角英字/数字/記号の3種類すべてを1字以上使用した10文字~20文字)を入力し、「設定確認」ボタンを押します。

 

取引パスワード

 

 

STEP5:設定内容を確認して「設定申込」ボタンを押す

必ず設定内容を確認してから「設定申込」ボタンを押すようにしましょう。

 

設定申込

 

次の画像のように、「設定を受付けいたしました」と表示されたら積立設定は完了です。

 

設定を受付けいたしました

 

後日、「発注履歴」から次の画像のように9月6日(金)に1回目の買付が完了していることが確認できました。

 

発注履歴

 

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5. SBI証券の「日株積立」で買う銘柄を選ぶヒント

ランキング
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

日株積立の設定方法を把握できたとしても、銘柄選びに迷う人は多いと思います。

 

好業績による値上がり益狙いなのか、配当金狙いなのか、株主優待狙いなのか、銘柄選びの基準は人それぞれで正解はありません。ここでは、SBI証券が発表している日株積立の「設定金額」が多い銘柄(2024年11月4日~2024年11月8日)を順番に紹介します。

 

他の人が買っているからといって儲かるわけではありませんが、銘柄選びのヒントにしてください。

 

■「日株積立」設定金額ランキング(2024年11月4日~11月8日)

順位 銘柄名(銘柄コード) 株価
(11月8日終値)
1位

純金上場信託(現物国内保管型)(1540)

12,450円
2位

日本電信電話(9432)

151.4円
3位

NEXE FUNDS
日経平均高配当株50指数連動型上場投信(1489)

2,271円
4位

iシェアーズ S&P500 米国株 ETF(1655)

661円
5位

NEXE FUNDS
東証REIT指数連動型上場投信(1343)

1,801.5円
6位

MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559)

21,725円
6位

iシェアーズ S&P500 米国株 ETF(1655)

661円
7位

iシェアーズ・コア TOPIX ETF(1475)

282円
8位

iシェアーズ・コア 日経225 ETF(1329)

41,060円
9位

三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)

1,768.5円
10位

日本たばこ産業(2914)

4,200円

 

6. SBI証券と楽天証券の「国内株式積立サービス」を比較

SBI証券の「日株積立」と楽天証券の「かぶツミ」

 

主要ネット証券5社(SBI証券、楽天証券、auカブコム証券、マネックス証券、松井証券)のなかで国内株式の積立サービスを提供しているのは、SBI証券と楽天証券とauカブコム証券の3社です。

 

ここでは、2大ネット証券といわれるSBI証券と楽天証券の国内株式積立サービスの違いを比較表で見てみましょう。

 

■SBI証券と楽天証券の「国内株式積立サービス」を比較

証券会社 SBI証券のロゴ 楽天証券のロゴ
サービス名称 日株積立

かぶツミ®

対象銘柄数 約3,900銘柄 2,070銘柄
積立方法 金額指定 1,000円以上、500円単位 1,000円以上、1円単位
株数指定 1株以上 1株以上
積立設定日 毎週・毎月・複数日 毎週・毎月
利用できるポイント Vポイント
Pontaポイント
楽天ポイント
売買手数料 無料 無料
単元未満株取引
のサービス名称
S株

かぶミニ®

 

ご覧のように、国内株式積立サービスの対象銘柄数はSBI証券のほうが多く、銘柄選びの自由度が高いのが特長です。SBI証券の日株積立では、東証のほぼすべてにあたる約3,900銘柄(国内ETFを含む)を設定できます。

 

実際、筆者が日株積立で設定した「伊藤園第1種優先株式(銘柄コード:25935)」は、楽天証券のかぶツミ®では取り扱っていない銘柄でした。

 

なお、楽天証券の単元未満株取引「かぶミニ®」では、動いている株価を見て注文できるリアルタイム取引(対象は740銘柄)もできるので、2社を上手く使い分けて取引するのも選択肢の一つです。

 

単元未満株はリアルタイム取引にも対応

楽天証券の公式サイトへのリンク

 

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7.「日株積立」以外の「SBI証券の積立サービス」

SBI証券の積立サービス
(引用:SBI証券

 

SBI証券では、国内株式の「日株積立」以外にも複数の積立サービスを実施しています。ここでは、代表的な2つを簡単に紹介します。

 

7.1. 投信積立

投資信託
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

SBI証券の「投信積立」は、投資信託を毎月100円から積立買付できるサービスです。

 

三井住友カードなどのクレジットカードで積立額を決済すると、年間のカード利用額に応じてポイントが付与されるので、投資をしながらポイ活もできます。また、投信保有残高に応じて毎月ポイントが貯まる「投信マイレージ」もあります。

 

新NISAの「つみたて投資枠」は金融庁の基準を満たした300銘柄の投資信託とETF(具体的な商品は金融庁のサイトを参照)を対象にしているので、新NISAを活用すれば投信積立で非課税の恩恵を受けながら資産形成に取り組むことができます。

 

 

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7.2.「米国積立」

(SBI証券公式YouTubeチャンネル『つみたて感覚で投資!米国株式・ETF定期買付サービス』)

 

SBI証券の「米株積立」は、米国株や米国ETFを1株(1口)単位で積立買付できるサービスです。

 

投資信託のほとんどの銘柄は「分配金」が自動で再投資されるので受け取ることができませんが、米国株であれば「配当金」を受け取ることができます。そのため、配当利回りが高い銘柄を積立買付することで、獲得できる配当金を徐々に増やすことができます。

 

「米国株はハードルが高い」

「日本円以外の資産も持っておきたい」

「定期的に分配金が出る米国ETFに投資したい」

 

という人に米国積立は特におすすめです。なお、新NISAの成長投資枠では、米国積立を利用して米国株や米国ETFを定期買付することもできます。

 

 

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■補足

SBI証券の積立サービスには、「投信積立」「日株積立」「米国積立」以外にも、「純金・銀・プラチナ積立」「SBIラップ積立」「外貨建MMF積立」「積立FX」があります。

 

8. よくある質問

Q&A
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

最後に、SBI証券の「日株積立」に関するよくある質問に5つ回答します。本文と重複する内容もありますが、復習のためにもお役立てください。

Q1.「日株積立」の発注はいつですか?

日株積立の発注は、設定日の午前4時30分ごろ~7時ごろに行われます。

 

なお、日株積立では指値注文はできず、成行注文のみとなっています。

 

Q2.「日株積立」はクレジットカードで決済できますか?

SBI証券では、三井住友カードを含む8種類のクレジットカードで「投信積立」の積立額を決済することができます。しかし、「日株積立」でクレカ積立はできません。

 

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Q3. SBI証券で単元未満株(S株)かどうかを確認する方法はありますか?

個別銘柄の画面で、「単元未満株」と書かれていたらS株として1~99株で発注できます。また、「積立」ボタンがあれば、日株積立にも対応しています。

 

S株の確認方法

 

Q4. S株ではない銘柄でも日株積立は利用できますか?

S株に対応していない銘柄でも、100株単位の単元株なら日株積立で積立買付は可能です。

 

Q5. 毎月5株ずつ積み立てて、100株になったらどうなりますか?

100株になれば単元株扱いとなり、議決権を行使して株主総会での決議に参加できたり、100株単位で売却できたりします。

 

9. まとめ

青いブロックと1万円札
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

この記事では、SBI証券の国内株式積立サービス「日株積立」について解説しました。

 

日株積立は100株単位での取引と比べて1回あたりの買付インパクトが小さいので、心理的ハードルが下がり、気軽に日本株取引にチャレンジできます。

 

本記事を参考にして日株積立の理解を深め、今後の資産形成の新たな手段の一つとして活用してください。

 

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