「住むところは現地で探せばいい」が危険な理由
海外に出て、最も避けたいのはトラブル。そのリスクをヘッジしてくれるのは、やはり英語力だ。オーストラリアでトラブルに巻き込まれることが多いのは、まずは住むところをめぐって、だという。
ワーホリなどで次々に外国から人が出入りするオーストラリア。聞けば都市部では週単位で家賃が設定されていたりする。これは、短期間で出入りする人が多い、ということだ。出入りが多い分、需給はめまぐるしく変わる。そして人が増えれば増えるほど、空きの物件は少なくなる。
現地に行けば、住むところくらい見つかるだろう、などという甘い考えを持っていると、大変なことになることもあるらしい。とりあえず1週間だけ滞在できるところを押さえておいて、現地で探せばいい、などというのも危険。1週間以内に次が見つからなければ、次の予約が入っているから、と追い出されてしまうからだ。
留学やワーホリを支援するワールドアベニューの松久保健太さんは、こんな話をしてくれた。
「バックパッカーなどが泊まる安宿にいるが、もう延長できない。住む家がなくて、今日どうすればいいかわからない。誰か泊めてもらえないだろうか。そんな投稿が、SNSにアップされることもあるんです」
現地の事情も知らずに、なんとかなるだろうと無計画に行動すると、こういうことが起きかねない。ワールドアベニューは、ワーホリのサポートを有料(3万円)で行っているが、そこには最初に滞在できる場所の紹介も含まれている。
「ホームステイとシェアハウスのどちらかを選択してもらって、4週間はいられるようにしています。滞在場所を確保していることは、大きな安心につながります」
家賃はそれこそピンキリ。長期で滞在するとなれば、自分の懐具合に合わせて家を見つける必要がある。最初に確保された4週間の間に、次に住む場所を探してくればいい、ということだ。
杉原 杏璃 氏登壇!
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
(入場無料)今すぐ申し込む>>