留学が合わない人、海外生活が無理な人
誰でもが留学や海外生活にマッチできるのかというと、必ずしもそうではない、というのが事実のようである。
「ワールドアベニュー」留学カウンセラーの染野絵里佳さんは言う。
「海外生活には憧れていても、合わなかったという人もいます。何をするにも、外に出るのも嫌になってしまって、もう日本に帰りたい、というパターンがありますね」
こんなはずじゃなかった、というより、とにかくすべてが嫌になってしまって、帰国したい気持ちばかりが強くなってしまうという。
「英語が思うように話せないから生活がうまくいかない、という声はよく聞こえてきます。うまくいかないことが連発するのは、留学や海外生活では当たり前なんですが、そのことに耐えられないということだったのだと思います」
勉強しなければ英語は通じない。通じないから楽しめない。そんな負のサイクルが起きてしまったのだろう。こうなると、なかなか連鎖は断ち切れないのかもしれない。
「あとは、2週間くらいシドニーを観光していたら満足してしまったので帰ります、と本当に帰国された人もいます。すごく楽しかった、満足したと言われていました」
ただ、合わない人は1%程度ではないか、と語る。留学カウンセラーの武政あやかさんも、合わなかったという人の経験を持っている。
「やはり英語が思いのほか伸びなかった、ということで半年くらいで戻ってきた人がいました。あとは、虫が無理だ、という人。日本とは種類が違いますから。生活する上での清潔感も違いますね。日本人は本当にきれい好きですから」
ちょっとびっくりしたのは、お風呂で湯船に入れないのが思ったよりストレスで、「シャワーだけでは無理です」という理由で戻ってきた人がいたことだという。
「注意しないといけないのは、本人にワーホリに行く意思はなく、親に言われて無理矢理行ったケース。これは楽しくないですし、心配です」
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