サプリメントで病気を予防し、健康を増進する
▶サプリメントを足す
■食事だけでは足りない栄養素がとれ元気になるのがサプリメント
サプリメントは、ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素や、動植物から抽出した成分など、体に有効とされる物質を含む「健康食品」に分類され、病気を予防したり、健康を増進したりする働きがあります。
欧米では若さや健康を保つためのサプリメントの活用は、ごく当たり前になっています。日本でもドラッグストアやネットショッピングでサプリメントを購入する人が増えてきました。
「栄養は食事でとるのが一番。サプリなんてダメだ」という考えもあります。しかし、精神科医の立場から言わせていただくと、動脈硬化予防にDHAをとろうとして、魚嫌いの人がいやいや魚を食べるのは強いストレスになり、かえって健康を害します。それなら、サプリメントで手軽にDHAを補うほうがはるかに体にいいと思います。
薬は元気になることより異常値を下げることを目標として使われます。サプリメントの多くは、足りない栄養を足して元気になることを目標にしているという点で、薬よりサプリメントを活用するほうがいいのではないでしょうか。サプリメントは万能ではありませんが、元気に老後を送る一助になります。
■飲んで調子がいいかどうか、「体の声」を聴いて選ぶ
私自身15年来、抗加齢医学の国際的権威として知られるクロード・ショーシャ博士の指導でサプリメントを活用しています。朝晩に分けて、体の機能を調節するビタミンやミネラル、老化の元凶となる活性酸素を消去する抗酸化物質など、十数種類のサプリメントを常用しています。
サプリメントのアンチエイジング効果というのは、今より若返るのではなく、今の状態をキープすることにあります。私の実感としては、サプリメントを飲みはじめた48歳からあまり年をとらなくなったような気がしています。
ショーシャ博士は、私にとって抗加齢医学の師匠ともいうべき存在です。私のクリニックで実施しているホルモン療法や個々の体質検査に基づいた食事療法、サプリメントの活用等はショーシャ博士から学んだものです。
自分に必要なサプリメントを知るためには、血液検査や尿検査で自分に足りないものを調べて選ぶのが理想ですが、「そこまでできない」という人のほうが多いでしょう。ショーシャ博士はサプリメントを選ぶ基準として、「それを飲んで調子がいいか悪いか、体の声を聴きなさい」とおっしゃっています。
■効果を実感できたら続け、感じられなかったらやめる
人間の体はうまくできていて、足りないものをサプリメントで足すと、気分がよくなったり元気が出たりします。サプリメントが「効く」というのは、その栄養が自分に足りていないという可能性が高いのです。効果が感じられないという場合、足す必要がないか、体質に合っていないということです。
サプリメントをとりはじめて2週間から1カ月ほど様子をみて、「疲れにくくなった」「元気になった」「肌の調子がよくなった」「便通がよくなった」など体調の変化を感じたら、「効果あり」と判定していいでしょう。効かないものを続ける必要はありません。
インターネットにはおびただしいサプリメントの情報があふれています。購入する際は、複数のサイトで注意喚起情報などをチェックし、安全性や有効性を確認することが大切です。
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