手帳、使っていますか?スマホでもPCでもなく「紙に書く」ことのすごい効果【精神科医が解説】 (※写真はイメージです/PIXTA)

人生の目標や日々の学びを手帳に書き、常日頃から読み返していたことが夢の実現につながるといいます。老人医療に詳しい精神科医の和田秀樹氏が著書『「65歳の壁」を乗り越える最高の時間の使い方』(日本能率協会マネジメントセンター)で解説します。

人生の目標を手帳に書くと夢が実現!

■手帳を使うことは、最強のアウトプットである

 

「日記だから、その日にあった出来事を書かなければいけないのかな」

 

そんな疑問もあるかもしれませんが、もちろんそんなことはありません。

 

日々の新しい気づきやアイデアなど、頭の中のことでも良いでしょう。

 

今まで手帳を使っていた方であるほど「書く予定が減った自分には手帳は関係ない」とお考えだったかもしれません。

 

ですが、現時点での予定の有無は関係ありません。

 

長らく温めていた夢があったり、次の挑戦をしたいなど「やりたいことがある方」も、ゆっくりと過ごしていきたい、趣味なんてないという「やりたいことがない方」も、どなたも手帳を開いていただく必要があると思っています。

 

手帳をメモ帳やアイデア帳として活用している方は多くいらっしゃいます。

 

GMOインターネットグループを創業し、わずかな年で上場を果たした熊谷正寿さんは、人生の目標や日々の学びを手帳に書き、常日頃から読み返していたことが夢の実現につながったといいます。

 

著書『一冊の手帳で夢は必ずかなう』では、「頭の中で考えるだけではモヤモヤしてハッキリしなかった夢も、文字にすることで目に見えるカタチになり、自分自身に対する強力な応援メッセージに変身しました。」と書いています。

 

こうした大層な話でなくとも、普段から書くというアウトプットの習慣をつけるために、手帳を使うというのは有効です。

 

手帳を使うことは、最強のアウトプットになります。

 

特に、手帳は鞄に入れて、持ち運べることが大きな利点です。小さいサイズなら、胸ポケットにも入れられます。

 

俳句や短歌が趣味であれば、公園に行って、景色を眺めながら思索して書き込んでみるというのも良いのではないでしょうか。

 

外出中に何か目に留まったことや気になったことを書き記しておいて、あとからインターネットで調べてみるのも良いでしょう。

 

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    ルネクリニック東京院 院長

    1960年生まれ。
    東京大学医学部卒業。
    東京大学医学部附属病院精神神経科助手、アメリカカール・メニンガー精神医学学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、現在、ルネクリニック東京院院長。
    30年以上にわたって高齢者専門の精神科医として高齢者医療の現場に携わる。
    『自分が高齢になるということ』(新講社)、『年代別医学に正しい生き方 人生の未来予想図』(講談社)、『六十代と七十代 心と体の整え方』(バジリコ)、『「人生100年」老年格差』(詩想社)『70歳が老化の分かれ道』(詩想社)、『80歳の壁』(幻冬舎)など著書多数。

    著者紹介

    連載サラリーマンが直面する「65歳の壁」の正体

    ※本連載は和田秀樹氏の著書『「65歳の壁」を乗り越える最高の時間の使い方』(日本能率協会マネジメントセンター)より一部を抜粋し、再編集したものです。

    「65歳の壁」を乗り越える最高の時間の使い方

    「65歳の壁」を乗り越える最高の時間の使い方

    和田 秀樹

    日本能率協会マネジメントセンター

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