自宅でできる仕事の需要も増加
■自宅でできるライティングや講師の仕事がお勧め
最近では、Webライティングや講師などの自宅でできる仕事の需要も増えてきています。こうした仕事であれば、週末や帰宅後など自分の好きな時間帯にできるでしょう。
SEO対策としてライターの募集はありますので、未経験者でも比較的仕事を見つけやすいでしょう。
SEOは「Search Engine Optimization /検索エンジン最適化」の略称で記事をWeb検索の1ページ目に表示させるための方法です。話題のキーワードなどを盛り込んだ文章を作成すれば、検索結果の上位に表示されることもありますので、記事やブログの作成に力を入れる士業事務所もあります。
もちろん、士業事務所の職員が書いていることもありますが、月に何十本もブログや記事を書くのは時間的に厳しいものがありますので、外部のライターを募集します(間にSEO対策会社やPR会社を経由していることが多いです)。また講師の仕事などもあるでしょう。
実務経験がないのにライティングの仕事が務まるのかと、二の足を踏んでしまう人もいると思われます。ただ一般的にSEO対策として募集されるライターは、そこまでの知識を求められないことが多いです。
一般のビジネスパーソンが副業として応募してくることが多いので、資格を持っているだけで有利となります。SEO対策よりもレベルアップした記事を書く上で、会社員であるメリットを活かせるのです。
例えば、パワハラについての記事を書く際に法律の解釈だけでしたら、無味乾燥で読まれないでしょう。職場での状況、研修を実施する前と後でどう変わったのか、パワハラについて訴えた場合どうなるのかといったことを盛り込んだほうが、読まれるはずです。
こうした内容は、個人あるいは少人数で業務に当たっている独立士業の人には書くことができないものです。
講師の仕事も同じです。職場で発生する問題点を取り上げたほうが、受講者に納得感を与えられるでしょう。また受験生に試験対策を教えるなどという仕事もありそうです。
ライティングと同様に教えるなどとんでもない考える人もいるでしょう。しかし意外と会社員を続けながら、直近の試験を突破したという経験は貴重なものであり、教わりたいと思う人はいると思われます。
■どのように仕事を見つける
ライターやセミナー講師の仕事はWebサイトで見つけることができます。
ライターステーション、ココナラ、クラウドワークス、ストアカなどが代表的なサイトです。
■ライティング能力はそれほど問われない
ライターというと文章など書けないと尻込みをしてしまう人もいるかもしれません。作家になるわけではなく、名文を書く必要がないので身構えずに挑戦してみるとよいでしょう。ただし事実関係を間違えない、すでにある文章をコピー&ペーストで使わないといった注意は必要です。
SEOの会社は、既存のサイトから流用していないかをチェックしていますので、流用した事実が分かると契約を解除されてしまう恐れがあります。丸まる流用していないとしても、個人が運営しているサイトでは、情報が正しくない場合があります。国が公表している資料などの一次資料を基に執筆するようにしましょう。
なお、文章の丸写しは駄目ですが、人名や固有名詞は、新たに入力せず、実際のサイトからコピー&ペーストするようにしてください。漢字やスペルなど入力すると間違ってしまうことがあるからです。