資格試験に不合格だった。ケアレスミスだったのか、アンコンシャス・バイアスによる思い込みが起因したものか。なぜ間違えてしまったのかその分析を徹底的にすることが大事です。46歳で社労士試験に挑戦し、50代から実務を経験した佐藤敦規氏が著書『45歳以上の「普通のサラリーマン」が何が起きても70歳まで稼ぎ続けられる方法』(日本能率協会マネジメントセンター)で解説します。
資格取得の勉強は無駄にはならない理由
■撤退する勇気も必要
繰り返し述べているように本連載で紹介した資格は、ある程度勉強さえすれば誰でも合格できるものです。とはいえ、不合格が続いてしまうようなこともありえます。
その際にどうするか?
試験勉強を長期間にわたり続けるのは、精神的にも金銭的にも苦しいものです。本業の仕事に影響がでないわけではありません。
思い切って勉強から撤退するのも選択肢の一つです。
よくいわれているように資格取得だけがすべてではありません。本気で準備して3回というのが一つの目安となるのではないでしょうか。
撤退すればすべて今までの努力が無駄になってしまうかというと、決してそんなことはありません。学んだ知識や、学習計画を立てそれを実行、検証するというPDCAを回していく力は、仕事上にも活かせるはずです。
もちろん、合格するまで何年かかっても挑戦するのもよいでしょう。実際、試験に合格するまで長い期間がかかってしまっても、その後、活躍している人もいます。
佐藤 敦規
社会保険労務士
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社会保険労務士
中央大学文学部卒業後は、印刷業界などを中心に転職を繰り返す。46歳から知識ゼロの状態で社会保険労務士の勉強を始め、50歳目前で合格。三井住友海上あいおい生命保険を経て、現在では社会保険労務士法人に勤務。法人企業の助成金の申請代行や賃金制度の作成に携わっている。社会保険労務士としての活動以外にも、「マネー現代」「ダイヤモンドオンライン」「プレジデント」などのウェブメディアや雑誌の記事を執筆。エン・ジャパンなどが主催するセミナー講師としても登壇している。
著書に、『おじさんは、地味な資格で稼いでく。』(クロスメディア・パブリッシング)『「働き方改革」対応・助成金 実務のポイント』(同友館)、近著に『45歳以上の「普通のサラリーマン」が何が起きても70歳まで稼ぎ続けられる方法』(日本能率協会マネジメントセンター)などがある。
著者プロフィール詳細
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連載脱!「働かないおじさん」45歳からの人生逆転方法