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老いてきたからこそできることがある
■老いたからこそ言える言葉がある
かつてのアクションスター、クリント・イーストウッドも現在92歳です。4年前の2018年には映画『運び屋』の監督、主演をこなしています。
この映画の主人公は花の栽培に人生をかけてきた90歳の老人です。この映画の中に背中が丸くなり、皺だらけの老人クリント・イースウッドがいます。「老いたなあ」とは思いますが、なんとも言えない味があっていい雰囲気です。
花の農園はインターネットの商売に負けて閉じることになり、妻とは離婚し、娘は何年も口をきいてくれません。孫娘だけは祖父である主人公を気にかけてくれます。かつて、家族の記念日、家族が主人公を必要としたときに、彼は品評会や商売で全国をまわり、家族のもとにいなかったのです。
無一文になった主人公が、危ない仕事に手を出します。ヨボヨボの年寄りで怪しまれないという利点で雇われました。はじめは彼をバカにするチンピラたちも、彼のとぼけた素直な人柄に安心して親しくなっていきます。
そんな彼が最後の大きな仕事を依頼され、失敗したら殺されるかもしれないというときに、元妻が重体だと孫娘から連絡がありました。「仕事で行けない」と言ってしまうのですが、最終的に彼は駆けつけます。
最期に妻と和解し、葬式も出し、娘と話すことができました。そして警察につかまり罪を認めるのですが、最後の場面は主人公が自分の知識を役立てているようで私までうれしくなり、にんまりして観終わりました。
私たちにはいろいろな後悔があります。
もっと金持ちになりたかった、というのはいまからは無理でも、誰かと喧嘩したままで心残りだ、子どもたちに伝えたいことがある、そういうことがあったら実行してみましょう。壮年時代はできなかったことも、老いてヨボヨボになったからこそできることもあるのです。
うまくいかなくても、実行することが大事です。やることはやったとあきらめて、自分の思いを大事にしていきましょう。
日本人は言葉にするのが下手なところがあります。男性は特に恥ずかしくて「ありがとう」「愛している」なんて言えないかもしれません。
でも、一度言ってしまえば大丈夫です。これも慣れです。ボケたふりをして言うのもいいでしょう。
つぐないの言葉や感謝の言葉は、口にしなくてもわかってくれるというのは間違いです。きちんとあなたの言葉で伝えてみましょう。老いてきたからこそできることがあるのです。