【関連記事】25年間で配当5倍、利益2.5倍…給料だけ横ばいの絶望的現実
自分の頭で考え、自分のやり方を見つける
「日本の埋没」が世界のコンセンサスになりつつあります。日本の実力は、私たちの想像以上に速いスピードで衰えています。世界の中で比べると、それがはっきりします。それを認めたくない日本人が結構多いのですが、現実から目を背けていては状況を悪くするだけです。自分たちの姿をしっかり直視して、何をどうすればいいのか、一緒に自考したいのです。
日本は世界の中でどう生き残るのか。どう、振る舞えばいいのか。日本がどこまで凋落するのか、底はまだ見えません。残念ながら、こうした危機感は日本人に広く共有されていません。
いつか、日本は必ず底を脱し、反転することができると信じています。ただし、自考しなければ、それは、かなわないかもしれません。自考は、日本人にとって「最後の切り札」だと私は確信しています。
自考の定義【自考】
①自分の頭で考えて、既存のルールや価値観、やり方などを疑うこと。
他人がつくったルールや価値観、しがらみなどに、どれほど染まっているのか、自分ではなかなか気付かないものです。他者が流す情報をしっかりフォローしているつもりでも、実は毎日浴びせられる情報を鵜う呑の みにして思考せず、自分が埋もれているのかもしれません。
確固たる意見を持っていると自負している人も、実はそれは自分の考えではなく、他人の受け売りだったり、いつの間にか誰かに影響を受け、すり込まれているものかもしれません。
すべてをいったん疑い、自分の力と自分のやり方で見極めることが不可欠です。
②自分の頭で考えて、自分のやり方を見いだし、創り出すこと。
楽しい人生を送るために最も必要なことです。自分にふさわしいやり方を創ります。自分にとって不要なモノは捨て去り、壊します。自分の新しいやり方を創ったり、見いだしたりします。
そして、自分の存在を絶対的に守り抜き、楽しく、笑って生きるのです。誰もやったことがない、今までどこにもなかったやり方を生み出していいのだと思います。
③自分の頭で考えて、自分以外の人を受け入れること。
自分のやり方を見いだせたら、きっと自分の存在が大切に思えるのではないでしょうか。そうなれば、きっと他人のやり方を受け入れられるはずです。自分を守り抜くことができれば、他人のことも守ろうとするはずです。いわば、自考の共有です。
それはやがて、社会の未来を切り拓くエネルギーになっていくと思います。
④その他(あなたが自考して追加してください)
いつか、自考という言葉が広がって、自由にひとり歩きして、自考って何だろうという興味が広がって、自考に対する新しい向き合い方がどんどん増えていく。
そんな日が来ることを心から願っています。