前回までの連載で、駅前の不動産屋さんに多い「売り仲介業者」について説明しましたが、今回は、あなたの家が不動産会社に「利用されている」現状を見ていきましょう。

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    「売り仲介業者」になるためにチラシを投函!?

    みなさんのなかには、すでに家やマンションを購入してしまっている人もいるでしょう。その家やマンションのポストに「自宅を売りませんか」というチラシが頻繁に入っていることはありませんか? 

     

    なかには何年も住んだ家ではなく、購入したばかりの家のポストにも入っていることがあります。

     

     

    このことは、賃貸住宅に暮らしていた頃にはなかった経験でしょう。そのようなチラシを見ると、「あ、私の家を求めている人がいるのかな?」と、だれもがちょっとは思うかもしれません。

     

    ではなぜ、このように「自宅を売りませんか?」というチラシがたくさん入るのか。その理由は、前回紹介したとおり、不動産会社ならどの会社でも、できれば売り仲介業者のポジションに立ちたいと思い、そのためには売り物件をたくさん仕入れる必要があるからです。いわば、それが売り仲介業者のポジションに立つための近道なのです。

     

    では、不動産会社はどのような売り物件を仕入れたいと考えているのか。実は、そこにターゲットを絞ったマーケティングの手法はほとんどありません。ですから、そのようなチラシは、こういっては語弊がありますが、安っぽいものが多いのです。

     

    加えて、同じ地域なら築浅の物件のほうが売りやすいのは事実なので、買ったばかりの家のポストにも関係なく投函されているのです。

     

    売り仲介業者のポジションに立ちたいと考える不動産会社は、古い家をもつ人には処分するのに絶好の機会と思わせ、買って日が浅い人には、ローン返済の重圧から解放される期待感を抱いてもらう・・・。そのようなチラシであれば十分と考えているのでしょう。

     

    次ページ素朴でシンプルなチラシ。よく見てみると…

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      本連載は、2012年9月10日刊行の書籍『不動産屋は笑顔のウラで何を考えているのか?』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

      不動産屋は笑顔のウラで 何を考えているのか?

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      大友健右

      幻冬舎メディアコンサルティング

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