※画像はイメージです/PIXTA

収益物件を購入・売却する不動産会社を選ぶときに、最も重要なポイントは、「普段から収益不動産を扱っているかどうか」に尽きます。投資家にも得手不得手があるように不動産会社にも得意ジャンルが存在します。不動産売却実績4000件の新川義忠氏が著書『速く、高く、不安なく!トータルで収益を増やす“不動産売却”の極意』(ごま書房新社)で不動産売却のコツを解説します。

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「千葉県の社宅」全空物件が売れた理由

◎「都内飲食店経営者」の「千葉県の社宅」売却サポート事例

東京都在住Aさん(40代)職業・飲食店経営
物件概要
物件所在地:千葉県船橋市/物件スペック:平成6年築、木造、1R×6世帯/購入時の金額・利回り:不明/売却時の金額・利回り:2100万円・14%/所有期間:8年/売却年:2021年

 

この物件のオーナーは都内で飲食店を複数経営しており、社員寮として船橋に小ぶりのアパートを所有していました。

 

長引くコロナに資金繰りも悪化、お店を数店閉めることになり、社員寮も売却することになりました。

 

物件は船橋市内でもマイナー駅から徒歩14分、しかも狭小タイプのワンルームでバス・トイレは3点ユニットなうえ、社員寮として使っていましたから入居者はゼロ。

 

つまり全空物件です。加えて室内の原状回復はされていません。このケースは全空ということもあり融資はつきにくく、現金化を急いでいたため、安く売り出されました。

 

売却の相談を受けたのは去年12月です。年が明けて売却活動をしたところ、すぐに現金買付が入りました。

 

購入したのは、奇遇にも同じような飲食業を営む法人さんです。

 

本業の飲食が厳しいので内部留保を使って不動産賃貸業を始めたい意向があり、金額が手ごろということで現金で購入されました。

 

購入後、買主さんは1部屋50万円ほどかけてリフォームをしました。タイミングよく繁忙期に間に合わせることができて、その結果、利回りは12%となり、部屋の修繕が終わってほどなく満室となりました。

 

ワンルームというと競争力がないように思われますが、そんなことはありません。きちんと室内をリフォームして、相場家賃で貸し出せば入居は付きます。

 

新川 忠義
株式会社クリスティ代表取締役
富士企画株式会社代表取締役

 

 

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※本連載は新川義忠氏の著書『速く、高く、不安なく!トータルで収益を増やす“不動産売却”の極意』(ごま書房新社)の一部を抜粋し、再編集したものです。

速く、高く、不安なく!トータルで収益を増やす“不動産売却”の極意

速く、高く、不安なく!トータルで収益を増やす“不動産売却”の極意

新川 義忠

ごま書房新社

不動産投資において、「売却」は不可欠なものです。そもそも不動産投資には「家賃収入によるインカムゲイン」「売却時の利益、キャピタルゲイン」と2つの利益があります。 安く買って、高く売れば利益になりますが、10年前に…

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