判明!小学生時代で成績が頭打ちになる子の特徴と親のNG言葉 (※写真はイメージです/PIXTA)

全国学力テストのランキング上位の秋田県では、「少人数学習推進事業」「学習状況調査」などさまざまな施策によって学力を押し上げたとされ、メディアにも好意的に取り上げられるています。一方で、東大合格率や大学進学率を見ると、低迷していますが、それはどうしてなのでしょうか。精神科医の和田秀樹氏の著書『アドラー流「自分から勉強する子」の親の言葉』(大和書房)で解説します。

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「愛されて育つ」という強さ

■算数は得意なはずなのに……

 

子どもが得意科目でつまずいてしまったとき、その教科を嫌いになりかけたときに、親としてどのようにフォローするのがベストでしょうか。

 

「算数は、できるはずだから大丈夫」
「やればできるでしょ」

 

そういった言葉で自信を取り戻してくれればよいのですが、それでもうまくいかないと、親自身に焦りが生じ、しだいに叱責口調になることもあります。これでは、自信を回復させるのは非常に困難です。

 

「私は自分に価値があると思うときにだけ、勇気を持てる」

 

と、アドラーは語っています。

 

子どもの勉強に置き換えれば、勉強が嫌いになるのは、勉強そのものが難しいというよりも、自分自身に価値があると思えなくなっている可能性があります。

 

親が思っているように、子どもには確実に算数の問題をクリアする能力があります。

 

しかし、子どもは、算数に向き合わないという「決心」をして、その決心を正当化するために、自分に価値がないという理由づけをしているのです。

 

 親として優先すべきは、まず子ども自身に価値があると思わせることです。これこそがアドラー心理学でいうところの「勇気づけ」です。

 

「自分は生きている価値がある人間だ」という明確な自信の裏づけとなるのは、親から愛されているという実感です。

 

精神分析学の世界では「愛されて育った子どもは偉くなりたいと望む確率が高い」とされています。

 

「親に愛されている」「大事に思われている」と実感している子どもは、親を泣かせるようなことをしてはいけない、親を喜ばせるようなことをしたいという意識を持つようになります。

 

つまり、自信を持って勉強に取り組むだけでなく、世の中で生き抜いていくこともできるようになるのです。

 

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和田秀樹こころと体のクリニック院長
精神科医

1960 年大阪府生まれ。東京大学医学部卒。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、国際医療福祉大学心理学科教授。川崎幸病院精神科顧問。和田秀樹こころと体のクリニック院長。「I&C キッズスクール」理事長。一橋大学経済学部非常勤講師。27 歳のときに執筆した『受験は要領』がベストセラーになり、緑鐵受験指導ゼミナール創業。主な著書に『自分が高齢になるということ』(新講社)、『年代別 医学的に正しい生き方』(講談社)、『孤独と上手につきあう9つの習慣』(だいわ文庫)、『「人生100年」老年格差』『70歳が老化の分かれ道』(詩想社)などがある。

著者紹介

連載「自分から勉強する子」を育てる魔法の言葉

アドラー流「自分から勉強する子」の親の言葉

アドラー流「自分から勉強する子」の親の言葉

和田 秀樹

大和書房

親の言葉かけが、子どもを東大へ行かせます。 罰しても子どもは勉強しません。なぜなら自分に価値があると思うときに子どもは勇気を持てるからです。アドラーは親子関係を対等なものと考え、子どもが人生の課題に取り組み、乗…

孤独と上手につきあう9つの習慣

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