発覚!子どもの「仲間はずれ」…悩める親がとるべき神対応とは (※写真はイメージです/PIXTA)

子どもの仲間はずれが発覚しても、親として大切なことは過度に怖れず、親自身が仲間はずれの恐怖から自由になることです。親が仲間はずれに過剰反応すると、子ども自身に悪影響が及びます。精神科医の和田秀樹氏が著書『アドラー流「自分から勉強する子」の親の言葉』(大和書房)で解説します。

理由を考えさせ、言葉にする訓練

■どうしてスマホが必要だと思うの?

 

「みんなが○○しているから、私も○○したい」

 

子どもはしばしばこの理屈を持ち出して、自分の要求を通そうとします。友だちに合わせたい、できれば周囲からはずれた行動はしたくないという気持ちを子どもは持っているからです。

 

たとえば自分だけスマホを持っていないとグループに入れてもらえない、1人だけ仲間はずれにされる心配があります。グループ内でスケープゴート(いけにえ)にされて、いじめられる可能性もあります。

 

ですから、「みんなが○○しているから」という言葉は親(特に母親)を動揺させます。仲間はずれになるのを心配して、子どもの要求をのんでしまっている親が多いのではないでしょうか。

 

しかし、親が周囲の顔色をうかがうような態度を示していると、子どもはますます周囲に迎合する性格を強化するだけです。

 

時と場合に応じて、親は子どもに対して「いつも友だちと同じでいいの?」と問いかける必要があります。

 

「スマホがないから仲間はずれにするというのは、本当の友だちなのかな?」
「みんながスマホを持っているからあなたも欲しいというのでは、自分の意見がないことになるよ。『みんなが持っているから』ではなくて、あなたはどうしてスマホが必要だと思うのか教えてよ」

 

アドラーは、何歳であっても子ども扱いをすべきではないという考えを持っていました。

 

たとえ幼くても、自分の意見を言わせて、その理由も説明させることが重要です。現実的に、親子の連絡用や塾の連絡用としてスマホが必要なケースもあるでしょう。あえて子どもを孤立させる必要もありません。

 

しかし、あくまでも自分の意見を持って行動することが大切であるというメッセージを伝え続けることは大切です。

 

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和田秀樹こころと体のクリニック院長
精神科医

1960 年大阪府生まれ。東京大学医学部卒。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、国際医療福祉大学心理学科教授。川崎幸病院精神科顧問。和田秀樹こころと体のクリニック院長。「I&C キッズスクール」理事長。一橋大学経済学部非常勤講師。27 歳のときに執筆した『受験は要領』がベストセラーになり、緑鐵受験指導ゼミナール創業。主な著書に『自分が高齢になるということ』(新講社)、『年代別 医学的に正しい生き方』(講談社)、『孤独と上手につきあう9つの習慣』(だいわ文庫)、『「人生100年」老年格差』『70歳が老化の分かれ道』(詩想社)などがある。

著者紹介

連載「自分から勉強する子」を育てる魔法の言葉

アドラー流「自分から勉強する子」の親の言葉

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和田 秀樹

大和書房

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