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「めんどくさい部下だ」と決めつける前に
一方で、職場でこの欲求が満たされないと不安だという人もいます。
批判されたり、挨拶を返してもらえない、無視されるといったことがあると、自分の居場所がないと感じ、所属している感覚がなくなってしまうのです。
実際、過去に私が担当したケースでは、クライアントである部下の悩みの根本的な原因は上司から挨拶を返してもらえないことだった、ということもありました。
残る承認欲求は「認められたい」「褒められたい」、自己実現欲求は、仕事を通じて理想の自分になりたい、という欲求と言えるでしょう。
このように、部下が職場で求めていることは千差万別なのです。
上司には、部下が何を求めているかを把握する義務があり、部下には自分の考えを伝える義務があります。これは、双方にとっての義務です。
ここで覚えておいていただきたいのは、部下が求めているものを把握したとしても、すべてを受け入れる必要はない、ということです。
よく「部下の話を聞いたら受け入れなければならないのでは」と思っている方がいますが、生理的欲求が高いからといってその部下だけ残業させないということはできませんよね。営利組織である以上、全員の意見を受け入れるのは不可能です。
大切なのは部下に関心を持って接すること。
立場の違いはあれど、上司も部下も「人間としては平等」ということを忘れてはいけません。
自分の価値観を押し付けるのではなく、「この人はどんな価値観を持っているんだろう」と、関心を持って耳を傾けてみましょう。
あなたのことをちゃんと見ていますよ、と態度で示すことが重要なのです。
いきなり話し合うのが難しい人は、部下をよく観察するところから始めるのもいいでしょう。
一旦関係がこじれてしまうと、修復するのは至難の業。どれだけ褒めても怒っても、全く相手に響かない状況になってしまいます。「めんどくさい部下だ」と決めつける前に、もう1度よく見て、耳を傾けてみてください。
井上 智介
産業医
精神科医
健診医
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