圧倒的に有利な立場なのに…「部下とうまくやれない」のは上司の責任か? (※画像はイメージです/PIXTA)

上司との人間関係に悩む部下ほど多くはないものの、潜在的に部下との関係がうまくいっていないと感じている上司は少なくありません。「面倒な部下」と決めつける前に、上司としてやるべきことがあります。産業医の井上智介氏が著書『職場のめんどくさい人から自分を守る心理学』(日本能率協会マネジメントセンター)で解説します。

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「部下が何を求めているのか」知っていますか

■部下とうまくいかないと思ったら

 

上司との人間関係に悩む部下ほど多くはないものの、潜在的に部下との関係がうまくいっていないと感じている上司は少なくありません。

 

「部下への接し方」は、管理職向けの社内研修でもよくご依頼いただくテーマの1つです。

 

上司は部下に比べて圧倒的に有利な立場なので、解決しなくても何となくごまかしながらやっていけると思いがちです。

 

様子がおかしいとうすうす感じていたにもかかわらず、目をつぶっているうちにフラストレーションが溜まり、耐えられなくなった部下が急にキレてしまう……。こうした経験がある方は少なくないのではないでしょうか。

 

このような状況に陥らないよう、「部下との関係がうまくいっていないかも」「こいつめんどくさいやつだな」と感じたら、対策を講じる必要があります。

 

まず確認しておきたいのは、その部下は本当にめんどくさい人なのか、ということです。

 

たしかに、ハラスメントを盾に上司を攻撃したり、自己中心的な考え方で周囲を振り回す部下もいるのですが、上司が誤った接し方をしていたためにすれ違ってしまい、コミュニケーション不足から「めんどくさいやつ」「よく分からないやつ」と思われているだけだったというケースも少なくありません。

 

このようなことにならないよう、めんどくさい部下の対処法を紹介する前に、あなたの日頃のコミュニケーションを1度振り返ってみましょう。

 

■「人間として関心を持つ」ことが信頼関係の基盤になる

 

最初に確認したいのは「部下が何を求めているのかを知る」ことです。

 

「なんだ、そんなことか」と思うかもしれませんが、部下が求めていることを正しく理解している上司は、意外と多くありません。

 

たとえば、あなたが仕事での自己実現を求めているタイプだとしたら、部下もきっとそう思っているはず、そう考えるべきだと思ってしまいがちです。

 

しかし、部下がそうであるとは限りません。

 

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産業医 精神科医 健診医

島根大学医学部を卒業後、現在は産業医・精神科医・健診医の3つの役割を中心に活動している。産業医としては毎月30社以上を訪問し、精神科医としては外来でうつ病などの精神疾患の治療にあたっている。その一方で、多くの人に「おおざっぱに笑ってラフに生きてほしい」という思いを込めてブログやTwitter などでも積極的に情報発信を行っている。著書には『ストレス社会で「考えなくていいこと」リスト』(KADOKAWA)や『職場の「しんどい」がスーッと消え去る大全』(大和出版)などがある。

著者紹介

連載「仕事の悩みは人間関係が8割」職場の心理学

※本連載は井上基介氏が著書『職場のめんどくさい人から自分を守る心理学』(日本能率協会マネジメントセンター)から一部を抜粋し、再編集したものです。

職場のめんどくさい人から自分を守る心理学

職場のめんどくさい人から自分を守る心理学

井上 智介

日本能率協会マネジメントセンター

「仕事の悩みは人間関係が8割」だといいます。 職場ではさまざまな人と関わる必要があり、仕事の関係上、自分が人間関係を選ぶことも難しい。自分に都合の悪いことは無視する上司、融通がきかない部下、承認欲求が強く、自己…

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