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我慢せず上役や人事・総務、産業医に相談
■高圧的な態度で怖い
このような上司にあたってしまった時に覚えておいていただきたいのは、1人で闘うのは危険すぎるということです。
少し大げさに聞こえるかもしれませんが、高圧的な人と一緒にいる時の心理的ストレスは、目の前にライオンがいる時と同じようなものです。
しかもその状況が毎日続くわけですから、小手先のテクニックでどうにかできるものではありません。
このような時に最も重要なのは、やはり相談することです。
我慢せず、早い段階で上役や人事・総務、産業医などに相談しましょう。
無理して我慢していると、心の傷はどんどん深くなり、回復に時間がかかってしまいます。
もちろん、相談しても今日、明日で解決策が得られるわけではないでしょう。
そうした時に役立つ、誰にでもすぐ実行できる「とりあえずのしのぎ方」が2つあります。
1つ目は、「終わりを意識する」ことです。
毎日ガミガミ言われるだけでも精神的につらいのに、「この状況がいつまで続くんだろう」と先が見えない状態では苦しくなるばかりです。
そこで、つらい状況が終わった後の自分を意識してみてください。
●18時には仕事が終わって家に帰れる。帰ったらカレーでも食べよう
●今日の午後、上司は外出する予定だから、午後はノビノビできそう
●家に帰ったらドラマを見よう
職場にいる時間は短いとは言えませんが、それでも24時間怒鳴られているわけではありません。
まずは今日、明日といったスパンで、めんどくさい上司から解放された後の自分の姿を想像してみましょう。
この方法は、もっと長期的なスパンでも効果があります。
●1か月後には違うプロジェクトがスタートしているから、この上司とはそれまでの付き合い
●3か月以内にこの状況が解決できなかったら転職活動を始めよう
●年度末にジョブローテーションがあるから、来期は新しい部署にいるだろう
終わりを明確にイメージし、つらい状況と意識を切り離すことで、耐性が高まるのです。
そして2つ目は、「メタ認知」です。
メタ認知とは、自分が認知(考える・感じる・判断するなど)していることを客観的に把握し、制御すること。
もっと簡単に言うと、「自分自身を客観的に観察すること」とも言えるでしょうたとえば、あなたが上司から厳しく叱責されているとしましょう。
その時に、あたかも第三者であるかのようにその状況を観察してみるのです。
「○○部長、顔を真っ赤にして大きな声で怒鳴ってるなぁ。そして、井上(あなたのことです)は怒鳴られるのが怖くて目を合わせられていないし、相手のほうが立場が上だから何も言い返せずに萎縮してる……」
このように、実況中継をイメージすると分かりやすいかもしれません。
最初は少し練習が必要かもしれませんが、主語を私やあなたではなく、あえて3人称の「井上は怒鳴られるのが……」のような表現で伝えるようにしてみましょう。
メタ認知を使うことで、つらい状況から意識を切り離すことができるだけでなく、状況を客観視できるため、火に油を注ぐような発言を避けることもできるようになるでしょう。
ただし、こうした対処法はあくまで期間限定です。
睡眠トラブルや体調不良が表れる前に、できるだけ早くめんどくさい上司から離れる方法を模索してください。
めんどくさい上司のせいで、大切な人生の時間を無駄にすることがないよう、自分を守っていきましょう。
井上 智介
産業医
精神科医
健診医
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