責任を押し付けてくる人は2つのパターンに分類
④むちゃぶりしてくる人
むちゃぶりをしてくる人たちは共感性や想像力が乏しく、相手が何を嫌がっていて、何を求めているかが分かりません。
さらに、自分本位であるため、自分の都合のためなら周りの人が犠牲になることもやむを得ないと考えています。
これはもはや、ハラスメントの一歩手前だと言えるのではないでしょうか。
ただ、むちゃぶりがハラスメントと異なるのは、高圧的な印象はなく、恐怖心を煽おられないということ。しかし、断れないという点ではハラスメントと同類です。
⑤責任を押し付けてくる人
職場によくいるこのタイプの人たちは、2つのパターンに分類できます。
まず、自分が怒られたり、傷つくことを極端に恐れているパターン。
自分を守るために、自分でも気づかないうちに嘘をついたり、責任転嫁している人たちです。
上司がこのパターンである場合、自信がないまま年功序列などで管理職になってしまい、さらに上の立場の上司から怒られるのが嫌で、部下に責任を押し付けている、というケースがよくあります。
そういう方たちに責任を押し付けていることを指摘すると、
「えっ、そんなつもりは全然ありませんでした。すみませんでした」
と素直に謝る方もいらっしゃいます。
一方、このタイプの中には、もう1つパターンがあります。
それは、プライドがとても高く、ちょっとした成功体験から「自分が間違えるわけがない」と思い込んでいる人たちです。
このような人たちは、「自分は間違えるはずがないのだから間違っているのは他人」という他責の考えがベースになっています。
「成功は俺のおかげだけど、失敗はあいつのせいだ」と思っているため、周囲に責任を押し付けてくるのです。
井上 智介
産業医
精神科医
健診医
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