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「利上げが続く限り株価上昇」…利上げはいつまで?

金融市場の織り込みによれば、利上げはあと2年くらい続き、政策金利は1.6-1.7%付近に引き上げられて「打ち止め」になります。

 

FRBによる利上げの見通しと金融市場による利上げの織り込み
[図表3]FRBによる利上げの見通しと金融市場による利上げの織り込み

では、景気拡大はあとどのくらい続く?

利上げの打ち止め前後になると、「長短金利の逆転」が起きます。景気後退の前兆とされるものです。

 

市場で観察できる「現時点」の2年金利と10年金利は逆転していませんが、金利市場から計算される「2年先」の2年金利と10年金利はほぼフラットになっています。やはり、2年くらい先に利上げが終わり、長短金利の逆転が視野に入ります。

 

米国2年ー10年金利差:スポットと2年フォワード
[図表4]米国2年ー10年金利差:スポットと2年フォワード

 

過去は、長短金利の逆転から、1年から1年半くらいで景気後退に入っていますから、景気拡大は都合、あと3年から3年半くらい続くと考えられます。金融市場の織り込みが正しいなら、まだまだ、リスク資産のなかでの分散ができる局面です。

 

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