強気相場は続く。だからこそ、分散を。 (※写真はイメージです/PIXTA)

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マーケットは「利上げ前」から「利上げ期」フェーズへ

金融市場の変動性が高まっています。しかし、恐れるには足りません。

 

1月21日(金曜日)時点で、ナスダック100指数は最高値から12.9%下落しています。[図表1]は、過去1年の最高値からのドローダウン(=下落率)を見たものですが、10%程度のドローダウンはごく日常的なものです。また、【緑の丸印】で示すとおり、利上げの開始前後ではドローダウンが大きくなりがちです。

 

ナスダック100のドローダウンおよび米国の政策金利
[図表1]ナスダック100のドローダウンおよび米国の政策金利

 

まだまだ強気相場は続くと考えられます。ただし、局面は変わります。「利上げ前」の現在を景気拡大の序盤戦とするなら、今後は「利上げ期」という中盤戦に入ります。

 

野球にたとえると、ここまでは、剛腕の先発投手(=米国大型成長株式)がすごい球を投げ込んできました。しかし、相性が悪いバッター(=引き締め)を前に、疲れがみえます。技巧派のリリーフ投手への交代(=その他の多くの資産への分散投資)を考えたほうがよいかもしれません。

 

資産運用も野球や仕事と同様、チームワークが成功をもたらします。「心配」と「心配する時間」を最小化するためには、分散投資を進めることがよいでしょう。

利上げが続く限り、株価の上昇は続く

景気拡大は続いていきます。上昇相場も続くでしょう。基本に立ち返ると、過去は、利上げが続く限り、株価(S&P 500)は上昇しています。まだ利上げも始まっていません。それは、2000年のITバブルでも同じです。このとき、株価(S&P 500)がピークを付けたのは、利上げが終了した3ヵ月後の2000年8月でした。

 

S&P500
[図表2]S&P500の推移

 

フィデリティ投信株式会社
マクロストラテジスト

大阪大学大学院経済学研究科博士前期課程修了後、農林中央金庫にて、外国証券・外国為替・デリバティブ等の会計・決済業務および外国債券・デリバティブ等の投資・運用業務に従事。

その後、野村アセットマネジメントの東京・シンガポール両拠点において、グローバル債券の運用およびプロダクトマネジメントに従事。

アール・ビー・エス証券にて外国債券ストラテジストを務めた後、2013年にJ.P.モルガン・アセット・マネジメントに入社、2019年同社マネージング・ディレクターに就任。ストラテジストとして、個人投資家や販売会社、機関投資家向けに経済や金融市場の情報提供を担う。2020年8月、フィデリティ投信入社。

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著者紹介

連載フィデリティ投信のマクロストラテジストによる「マーケット情報」

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