SBI証券の口座には、「通常口座」と他社経由で開設する「金融商品仲介口座」の2種類があります。本記事では、三井住友カード経由で仲介口座を開設するデメリット(注意点)や、どちらの口座を開設するかのヒントを、FP資格を持つ証券会社出身のSGO編集者が初心者にもわかりやすく解説します。
SBI証券の口座を「三井住友カード経由」で開設するデメリット3つ…「仲介口座」と「通常口座」との違いも解説

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SBI証券の口座開設に関する情報を調べていると、「仲介口座」という聞き慣れない言葉が出てくることがあります。

 

そのままなんとなく口座開設を進めてしまうと、人によっては後悔することになりかねません。そこで本記事では、

 

「そもそも『金融商品仲介口座』って何?」

「SBI証券の『通常口座』と『金融商品仲介口座』の違いは?」

「『三井住友カード仲介口座』もあるって聞いたけど、デメリットは?」

 

という疑問を持っている人に、SBI証券で「三井住友カード仲介口座」を開設するときのデメリット(注意点)に焦点を当てて解説します。

 

最後まで読むと、SBI証券の「通常口座」と「三井住友カード仲介口座」の違いが明確になり、自信を持ってSBI証券の口座を開設できます。

 

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はじめに:SBI証券の「三井住友カード仲介口座」とは

三井住友カード仲介口座
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

SBI証券の「三井住友カード仲介口座」とは、三井住友カード経由で開設したSBI証券の口座のことを指します。

 

どういうことかというと、SBI証券は異業種の企業と金融商品仲介業の取り組みを強化しています。そして、仲介会社を経由して開設された口座のことを「金融商品仲介口座」といい、SBI証券のサイトから直接開設する「通常口座」とは区別しています。

 

三井住友カードとの連携もその一環で、三井住友カードは自社で株式や投資信託を販売することができないため、SBI証券と協力することで自社のカード会員に金融商品を取引する機会を提供する形をとっています。

 

「金融商品仲介口座」だからといって取引するうえで不利になることはなく、購入できる商品、手数料、サイトの操作方法などはSBI証券の通常口座と同じです。ただし、サイトデザインの一部とポイントに関わるサービスが若干異なるので、SBI証券の仲介口座を開設するかどうか迷っている人は事前に知っておきましょう。

 

ちなみに、仲介口座があるのは主要ネット証券のなかではSBI証券だけで、楽天証券や松井証券、マネックス証券、auカブコム証券にはありません。

 

 

【補足】「三井住友カード仲介口座」と「三井住友銀行仲介口座」の違い

「三井住友カード仲介口座」と「三井住友銀行仲介口座」の違い

 

SBI証券で「三井」がつく金融商品仲介口座には、「三井住友カード仲介口座」以外にも「三井住友銀行仲介口座」があります。

 

2つの仲介口座の違いは、「三井住友カード仲介口座」は三井住友カード株式会社が仲介している口座、「三井住友銀行仲介口座」は三井住友銀行が仲介している口座である点です。

 

そして、SBI証券においては、「三井住友カード仲介口座」では三井住友カードによるクレカ積立(=「三井住友カードつみたて投資」)、「三井住友銀行仲介口座」ではOliveフレキシブルペイによるクレカ積立ができます。

 

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1. SBI証券の口座を「三井住友カード経由」で開設するデメリット3つ

デメリット
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

SBI証券で「三井住友カード仲介口座」を開設する主なデメリット(注意点)は、次の3つです。

 

 

そして、SBI証券の通常口座との違いを整理したのが次の表です。

 

■SBI証券の「仲介口座」と「通常口座」の違い

異なる点 仲介口座 通常口座
付与される
ポイント
クレカ積立 Vポイント Vポイント
投信保有 ・Vポイント
・Pontaポイント
・dポイント
・JALのマイル
・PayPayポイント
→メインポイントを1つ選択
ポイント投資の対象商品 投資信託
(Vポイント)
投資信託、日本株
(Vポイント・Pontaポイント)
個人情報の提供 SBI証券
三井住友カード
SBI証券

 

それぞれ解説します。

デメリット①:貯められるポイントがVポイントに限定される

SBI証券のポイントサービス
(引用:SBI証券)

 

SBI証券には、様々なシーンでポイントを貯めたり使ったりできる「SBI証券のポイントサービス」があります。なかでも有名なのが「投信マイレージ」で、SBI証券で保有している投資信託の平均保有残高に応じて毎月ポイントが付与されます(エントリー不要)。

 

通常口座で付与されるポイントは、SBI証券の通常口座の場合は「Vポイント」「Pontaポイント」「dポイント」「JALのマイル」「PayPayポイント」の5種類から選ぶことができます。しかし、三井住友カード仲介口座の場合は、Vポイントしか選べません。

 

ただし、限定されるだけで、ポイントが付与されないということではありません。

 

そのため、普段からVポイントを貯めている人には、SBI証券を通常口座で開くか仲介口座で開くかは実はあまり問題ではありません。

 

なお、SBI証券で投資信託の積立額を三井住友カードで決済(=クレカ積立)するときに付与されるポイントは、通常口座でも三井住友カード仲介口座でもVポイントとなっており、ポイント付与率も同じです。

 

デメリット②:ポイント投資の対象商品が投資信託のみになる

SBI証券のポイント投資
(引用:SBI証券)

 

SBI証券の通常口座では、VポイントPontaポイントのどちらかを「国内株式」「投資信託」の買付相当額の全額または一部にポイントを利用してポイント投資をすることができます。

 

一方、三井住友カード仲介口座でポイント投資に使えるのはVポイントのみで、対象商品も投資信託に限定されます。

 

ただし、ポイント投資をしなくてもVポイントの使い道は多数あるので、ポイント投資に関して制約があることは三井住友カード仲介口座を開設しない決定的なデメリットにはなりません。

 

デメリット③:SBI証券の他に三井住友カードへの個人情報の提供が必要

専門スタッフによる勧誘
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

SBI証券に限らず、証券会社で口座開設をするには個人情報の入力が必要です。個人情報の漏洩が怖いからといって、氏名や住所を伏せて金融商品を取引することはできません。

 

SBI証券の通常口座の場合、個人情報を提供するのはSBI証券のみです。しかし、三井住友カード仲介口座の場合は、SBI証券だけではなく三井住友カードにも個人情報を提供する必要があります。

 

三井住友カードの『個人情報および法人に関する情報等の取り扱いに関する同意条項』によると、たとえば次のような情報です。

 

  • 氏名、年齢、生年月日
  • 電話番号、メールアドレス
  • 運転免許証番号、職業、勤務先
  • 取引を行う目的、資産、負債、収入

 

口座開設申し込み時に「情報提供および情報共有等に関する同意」にチェックを入れる必要があるので、同意した以上、三井住友カードからダイレクトメールや電話などで何かしらの勧誘がある可能性があります。

 

三井住友カードも会社の信用問題に関わるので、しつこく営業したり第三者に情報を漏らしたりすることはないはずですが、それでも心配な人はSBI証券の通常口座を開設することをおすすめします。

 

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2. SBI証券の口座を「三井住友カード経由」で開設するメリット3つ

メリット
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

デメリットの次は、SBI証券の「三井住友カード仲介口座」を開設するメリットを3つお伝えします。

 

 

それぞれ解説します。

メリット①:対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済をするときのポイント還元率がアップする

Vポイントアッププログラムのイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

SBI証券の三井住友カード仲介口座で取引をすると、「Vポイントアッププログラム」で加算されるポイント還元率がSBI証券の通常口座よりアップします。

 

ちなみにVポイントアッププログラムとは、指定されたSMBCグループのサービスの利用状況に応じて対象のコンビニ・飲食店でカード決済するときのポイント還元率がアップする仕組みのこと。

 

通常ポイント(0.5%)に加えて、様々な条件をクリアしてポイント還元率を加算していくと、セブン-イレブンやローソン、マクドナルドなどの会計時のポイント還元率が最大20%になります。

 

SBI証券の三井住友カード仲介口座における取引はVポイントアッププログラムの一部に過ぎず、次の3つの条件を達成すると最大2.0%が加算されます。

 

Vポイントアッププログラム(SBI証券での取引)
(引用:三井住友カード)

 

しかし、現実的に達成できるのは特典2と特典3のはずです。

 

特典1では10,000P以上を利用してVポイント投資をする必要があるので、毎月継続して達成するにはハードルが高すぎます。また、特典2と特典3でも投資信託を200万円や100万円以上保有することが条件なので、達成するまで時間がかかります。

 

そのため、SBI証券の三井住友カード仲介口座を利用することによるポイント還元率のアップの効果はせいぜい0.5~1.0%です。

 

ただし、会計時にポイント還元率20%はできなくても、次の3つの条件でポイント還元率8%は比較的簡単に達成できるので、SBI証券で取引をしなくても三井住友カードは申し込んでおいて損はありません。

 

  1.  クレジットカード利用:0.5%(通常ポイント)
  2. タッチ決済(スマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済)で買い物:+6.5%
  3. アプリに月1回以上ログイン:+1%

 

物価が上がっているなか、ポイント還元で少しでもお得に買い物をして、投資に回すお金を確保しましょう。

 

メリット②:仲介口座ならではのキャンペーン特典がある

SBI証券で実施中の三井住友カード仲介口座に関するキャンペーン
(引用:三井住友カード)

 

三井住友カードでは、仲介口座を開設して取引を促すために、継続的にキャンペーンを実施しています。

 

2025年2月3日(月)~4月30日(水)の期間は、2つのキャンペーンの達成で最大33,600円相当の特典を獲得できるチャンスがあります。

 

ポイント目当てで仲介口座を開設することはおすすめしませんが、内容によってはSBI証券の通常口座を開設するときよりもお得な場合があります。

 

メリット③:個人情報の提供でより専門的なアドバイスを受けられる

専門スタッフによるサポート
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

メリットの3番目はデメリット③の裏返しで、三井住友カード仲介口座の開設時に三井住友カードに個人情報を提供することで、カードの利用状況や保有資産の状況から、より専門的な助言やサポートを受けられる場合があります。

 

ただし、アドバイスはすべて鵜吞みにせず、自分でよく調べて考えてから最終的に判断することが大切です。

 

■補足

SBI証券の通常口座で手数料コースを「スタンダードプラン」にして国内株式の現物取引をすると、月間合計手数料の1.10%相当のVポイントが付与されますが、仲介口座の場合は3.00%にアップするメリットがあります(「国内株式手数料マイレージ」の優遇)。

しかし、SBI証券の「ゼロ革命」の実施により取引手数料は発生しなくなったので、このメリットは薄れました。わざわざ手数料を払ってポイントを獲得するのでは本末転倒です。

 

Vポイントをお得に貯めるなら

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3.「通常口座」と「三井住友カード仲介口座」…SBI証券で開設するならどっちがおすすめ?

「通常口座」と「三井住友カード仲介口座」

 

ここまでの説明で、SBI証券の「通常口座」と「三井住友カード仲介口座」の違いを把握できたと思います。

 

本章では、SBI証券で口座開設をするならどっちのほうがおすすめかを、それぞれの口座ごとに特徴を紹介します。

 

3.1. SBI証券の「通常口座」がおすすめの人

SBI証券のゼロ革命
(引用:SBI証券)

 

■SBI証券の「通常口座」がおすすめの人

 

  • Vポイント以外にもポイントも貯めたい人
  • 日本株の購入にPontaポイントを使いたい人
  • 個人情報の提供をSBI証券に限定したい人

 

SBI証券の通常口座で三井住友カードでクレカ積立をするときに付与されるポイントは、Vポイント一択です。

 

しかし、投資信託の保有などで貯まるポイントは、Vポイントを含む次の5種類から1つを選んで貯められます。

 

  1. Vポイント
  2. Pontaポイント
  3. dポイント
  4. JALのマイル
  5. PayPayポイント

 

そのため、普段から貯めているポイントがVポイント以外にもあるという人は、通常口座なら2種類のポイントを獲得できます。

 

さらに、通常口座であれば、VポイントとPontaポイントを投資信託と日本株にポイントで投資することができます。一方、三井住友カード仲介口座の場合はVポイントしか利用できず、対象商品も投資信託に限定されます。

 

そのため、Pontaポイントを日本株の買付に利用したい人は、通常口座を選ぶことをおすすめします。

 

 

3.2. SBI証券の「三井住友カード仲介口座」がおすすめの人

クレジットカード決済のタッチ決済
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

■SBI証券の「三井住友カード仲介口座」がおすすめの人

 

  • メインカードが三井住友カードで、Vポイントを貯めたい人
  • コンビニの支払いのポイント還元率を最大化したい人
  • 個人情報を三井住友カードに提供することに抵抗がない人

 

SBI証券の三井住友カード仲介口座では、クレカ積立でも投信保有時にもVポイントが付与されます。そのため、普段から三井住友カードを利用してVポイントを貯めている人にとっては、三井住友カード仲介口座も通常口座も実はあまり変わりません。

 

しかし、メリット①でお伝えしたように、三井住友カード仲介口座のほうがVポイントアッププログラムのポイント還元率が通常口座と比べて0.5~1.0%アップするチャンスがあります。

 

そのため、対象のコンビニ・飲食店の支払いで1Pでも多くのVポイントを獲得したい人は、三井住友カード仲介口座を選びましょう。

 

三井住友カードとの相性が抜群

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4. SBI証券における「三井住友カード仲介口座」の確認・変更方法

PCを操作している女性
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

SBI証券は金融商品仲介業の取り組みを強化しているため、三井住友カード以外にも三井住友銀行、住信SBIネット銀行、SBI新生銀行、地方銀行など多くの企業と連携しています。

 

そのため、意図せず仲介会社を経由してSBI証券の仲介口座を開設している可能性もゼロではありません。

 

そこで本章では、仲介口座かどうかの確認方法をはじめ、「三井住友カード仲介口座」から「通常口座」に変更する方法、「通常口座」から「三井住友カード仲介口座」に変更する方法を解説します。

4.1.「三井住友カード仲介口座」から「通常口座」に変更するやり方

仲介口座かどうかの見分け方は簡単です。

 

「三井住友カード仲介口座」の場合、ログイン後にSBI証券のロゴの横に「三井住友カード」のロゴがあれば仲介口座となります。

 

三井住友カード仲介口座の確認方法

 

スマホの場合は、ロゴではなく画面上部に仲介口座名がテキストで表示されます。以下の画像は、「SBI新生銀行仲介口座」のケースです。

 

SBI新生銀行仲介口座の確認方法

 

つまり、何も表示がなければ通常口座ということです。ロゴの有無以外のデザインは一緒なので、すぐに見分けるにはこの方法がおすすめです。


もし三井住友カード仲介口座を開設していて、「やっぱり通常口座のほうがいい」と思って変更したい場合はサポートデスクに電話をして変更してもらいましょう。サイトから手続きはできません。

 

なお、「三井住友カード仲介口座」から「通常口座」に変更するのにかかる日数は2~3営業日です。

 

PCの場合は、SBI証券のサイトにログインして「三井住友カード」のロゴが消えていることを確認しましょう。

 

4.2.「通常口座」から「三井住友カード仲介口座」に変更するやり方

SBI証券の「通常口座」から「三井住友カード仲介口座」への変更は、ネットから行います。流れは次の5ステップ。

 

 

順番に解説します。

STEP1:三井住友カードを経由して「三井住友カード仲介口座への変更」にアクセス

すでにSBI証券の通常口座を持っている人が「三井住友カード仲介口座」に変更する場合は、三井住友カードの公式サイト内の三井住友カード仲介口座への変更から行います。

 

STEP2:「お手続きへ」からSBI証券のサイトにログイン

ページの真ん中あたりまで進むと、「お手続き」の箇所があります。

 

「変更手続き前の確認事項を確認しました」にチェックを入れて、「お手続きへ」をクリックしてください。

 

お手続き

 

STEP3:申込み内容を確認後、「申込む」をクリック

SBI証券の画面が出てきたら、規約等を一読して「上記の規約等を確認しました」にチェックを入れてください。

 

仲介口座変更の申込

 

申込み内容を確認したら、SBI証券の取引パスワードを入力し、「上記に同意して続ける」をクリックしましょう。

 

上記に同意して続ける

 

すると、次のような画面が表示されるので、赤い「申込む」ボタンをクリックします。

 

お申込み内容の確認

 

「お申込みが完了いたしました」と表示されたら、変更手続きは完了です。

 

STEP4:1~2営業後に仲介口座に変更されていることを確認する

「通常口座」から「三井住友カード」に変更するのにかかる日数は1~2営業日です。平日の14時30分までに申し込めば、翌営業日には変更が完了します。

 

SBI証券のサイトにログイン後に表示される「重要なお知らせ」に「仲介口座変更の手続き完了のお知らせ」というメッセージが届くので、確認しましょう。「三井住友カード」のロゴも表示されているはずです。

 

三井住友カード仲介口座の確認方法

 

STEP5:Vポイントが貯まる設定にする

仲介口座に変更しただけでは、SBI証券で取引はできてもVポイントは貯まりません。

 

SBI証券にログイン後、「口座管理」>「お客さま情報 設定・変更」>「ポイント・外部ID連携」の順に進み、「サービス詳細はこちら」から以下の設定をする必要があります。

 

  • メインポイントを青と黄色のVポイントに設定
  • Vポイントカード登録
  • 三井住友カードVポイント認証(Vpass/SMBC ID登録)登録

 

Vポイントの設定手順

 

やることが多いですが、一度登録すればあとは大丈夫なので、がんばって設定しましょう。

 

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5. SBI証券で「クレカ積立」ができる三井住友カード以外の仲介口座

クレジットカード
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

SBI証券でクレカ積立ができるカードには、三井住友カードの他にもOliveフレキシブルペイなどがあります。しかし、どちらもSBI証券と同じSMBCグループなので、なんとなくイメージできるはずです。

 

そこで本章では、SBI証券の仲介口座で三井住友カードとOliveフレキシブルペイ以外でクレカ積立ができるカードと付与されるポイントを紹介します。

 

■SBI証券(仲介口座)でクレカ積立ができるカード

  仲介会社 クレカ積立が
できるカード
付与される
ポイント
SBI新生銀行 アプラスカード アプラスポイント
東急カード 東急カード 東急ポイント

高島屋
ファイナンシャル
・パートナーズ

タカシマヤカード タカシマヤポイント
UCS

UCSマークの
ついたカード

Uポイント
majicaポイント
JFR JFRカード
(大丸松坂屋カード)
QIRAポイント
オリコ オリコカード オリコポイント
暮らスマイル
提携先オリジナルポイント

 

上記のなかに普段から利用しているクレジットカードがあれば、そのカードを使ってSBI証券の仲介口座でクレカ積立をしたほうが効率よくポイントが貯まる可能性があります。

 

SBI証券は、クレカ積立ができるカードや貯まるポイントの選択肢が多いのも特長の1つです。活用しましょう。

 

貯められるポイントの種類が多い

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6. よくある質問

Q&A
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

最後に、SBI証券の三井住友カード仲介口座に関するよくある質問に5つ回答します。疑問は解消しておきましょう。

Q1.「通常口座」から「三井住友カード仲介口座」への変更手続きができない原因は?

毎月8日の14時31分~9日の14時30分の丸1日は、三井住友カード仲介口座への変更手続きができません。

 

Q2.「他の仲介口座」から「三井住友カード仲介口座」に変更できますか?

住信SBIネット銀行など三井住友カード以外を経由して仲介口座を開設している場合、三井住友カード仲介口座に直接変更することはできません。いったんSBI証券の通常口座に戻してから変更手続きをしてください。

 

Q3.「通常口座」から「三井住友カード仲介口座」への変更にかかる日数は?

変更には1~2営業日かかります。なお、平日の14時30分までに申し込めば、翌営業日には変更が完了します。

 

Q4. 新規で三井住友カード仲介口座を作る場合、「証券口座」と「カード」の申し込みはどちらが先ですか?

別々で申し込むこともできますが、三井住友カードのページから申し込むと、SBI証券の三井住友カード仲介口座も同時に開設できます。

 

Q5. すでにSBI証券の通常口座を持っていても「SBI証券Vポイントサービス」は利用できますか?

SBI証券の通常口座を開設していても、「三井住友カード仲介口座」もしくは「三井住友銀行仲介口座」に変更することで「SBI証券Vポイントサービス」を利用できます。

 

7. まとめ

筆者が保有しているOliveフレキシブルペイと三井住友カード

 

この記事では、SBI証券の口座を三井住友カードを経由して開設するデメリット(注意点)を中心にお伝えしました。

 

普段から三井住友カードを使っていてVポイントを貯めている人であれば、三井住友カード仲介口座も通常口座も使い勝手はほぼ同じです。

 

しかし、キャンペーンのポイント目当てや、Vポイントアッププログラムのポイント還元率を0.5~1.0%アップさせるためだけに三井住友カード仲介口座を開設するのはやめましょう。

 

もしSBI証券の仲介口座を開設するなら、5章で紹介した仲介口座で、自分がよく利用する店舗やサービスで利用できるポイントが貯まるクレジットカードを選ぶことをおすすめします。

 

たとえば、東急沿線に住んでいる人は「東急カード仲介口座×東急カード」、百貨店の高島屋でよく買い物をする人は「高島屋仲介口座×タカシマヤカード」の組み合わせを選ぶと、資産運用をしながら好きなポイントが貯まり、投資を継続するモチベーションにもなります。

 

本記事を参考にしてSBI証券を使いこなし、将来のお金の不安を軽減するきっかけにしてください。

 

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