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人気ネット証券の一つの楽天証券。口座開設をしたけれども、
「入金方法がいくつかあり、違いがわからない」
「最も簡単で、おすすめの入金方法はどれ?」
「自分がメインで使っている銀行は対応しているの?」
などの疑問が生じて、まだ取引を始められていない人もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、楽天証券への3つの入金方法を比較し、それぞれどのような人に向いているかをはじめ、選ぶときの注意点、手続き方法などを、初心者にもわかりやすく解説します。
最後まで読めば、楽天証券への入金で迷うことがなくなります。
はじめに:楽天証券総合口座への3つの入金方法の比較表
最初に、楽天証券への3つの入金方法を比較表で見てみましょう。
・楽天証券への入金方法3つの比較表
①らくらく入金 | ②リアルタイム入金 | ③振込入金 | |
---|---|---|---|
対応チャネル | ネット | ネット | ATM・窓口 ・ネット |
振込手数料 | 無料 | 無料 | 自己負担 |
買付余力への 反映までの時間 |
即時 | 即時 | 30分~1時間 |
利用可能時間 | 原則24時間 | 24時間 | 金融機関による |
最低入金額 | 1,000円/回 | 1,000円/回 | 1円/回 |
最高入金額 | 1億円/回 (1日の上限なし) |
振込元に よって異なる |
振込元の 振込上限額 に準ずる |
必要な手続き | 楽天銀行の口座と連携する (=「マネーブリッジ」) |
提携金融機関と 「ネットバンキング契約」 |
特になし |
利用できる 金融機関 |
楽天銀行のみ | 13の主要銀行 | 全国の金融機関 |
解説ページ | 解説を見る | 解説を見る | 解説を見る |
ご覧のように、入金方法によって、必要な手続きや利用できる金融機関に違いがあることがわかります。
・証券会社の入金方法を選ぶポイント5つ
楽天証券に限らず、証券口座への入金方法を選ぶときは、主に次の5つの項目をチェックして、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
■証券会社への入金方法を選ぶポイント5つ
- 入金手段(ネットやATMなど)
- 手数料
- 買付余力への反映までの時間
- 利用可能時間
- 提携金融機関の口座を持っているか
株価は刻一刻と変動しているので、チャンスと思ったときに証券口座に購入資金がない場合、早く入金できないと、取引機会を逃してしまいます。
そのため、スマホやパソコンから簡単に入金でき、振込手数料がかからない方法がおすすめです。
次の章からは、楽天証券の3つの入金方法の特徴をそれぞれ解説していきます。
1. 楽天銀行とマネーブリッジをする「らくらく入金」が最もおすすめ
楽天銀行は楽天証券と同じ楽天グループの銀行であり、楽天証券と楽天銀行の口座を連携させることで受けられるサービスを総称して「マネーブリッジ」といいます。
このマネーブリッジのサービスの1つである「らくらく入金」を使うと、原則24時間、楽天銀行から楽天証券に無料で簡単に入金できます。
■「らくらく入金」が向いている人
- 楽天銀行の口座を持っている人
- ネットですぐに入金したい人
- 振込手数料をかけたくない人
- 少しでも高い預金金利をもらいたい人
- デイトレーダーなど
1.1.「らくらく入金」が利用できる銀行
らくらく入金は、楽天証券と楽天銀行の両方の口座を開設すると利用できます。
ちなみに、楽天銀行の前身は「イーバンク銀行」といい、2010年に名称が変更。旧イーバンク銀行の口座を持っている人でも、まだログインができる状態であればそのまま楽天証券と「マネーブリッジ」をすることができます。
1.2.「らくらく入金」と「マネーブリッジ」のメリット
「マネーブリッジらくらく入金」は、原則24時間、ほぼタイムラグなしで入金できます。しかも、楽天銀行へのログインは不要で、楽天証券へのログインだけで済みます。
らくらく入金以外にも、「マネーブリッジ」をしておくと様々なメリットがあるので、ここでは4つ紹介します。
① 自動入出金(スイープ)
マネーブリッジには「自動入出金(スイープ)」という機能があり、楽天証券で買い注文を出すときに証券口座内の資金が足りなくても、不足分を楽天銀行の預金残高から補うことができます。
「らくらく入金」と何が違うの? と疑問に思った人もいるでしょう。
「らくらく入金」は、手動で入金指示する必要がある一方、「自動入出金(スイープ)」は、不足分を楽天銀行から楽天証券に自動で入金してくれます。また、余った資金を楽天証券から楽天銀行に自動で出金してくれます。
簡単に言うと、「自動入出金(スイープ)」は、楽天証券と楽天銀行で1つの財布(口座)を共有するイメージです。
この自動入出金(スイープ)の設定をしておけば、楽天証券でつみたてNISAをしているときに、積立日に楽天証券の口座にお金がなくて今月は積立ができなかった…というミスをなくすことができます。
\「マネーブリッジ」がおすすめ/
② 普通預金金利がアップする
マネーブリッジに申し込むと、楽天銀行の普通預金金利が、一般的な普通預金金利0.001%(税引前)の100倍の0.1%(税引前)にアップします。
ただし年利0.1%(税引前)が適用されるのは、普通預金残高が300万円以下の部分だけに変更になりました。普通預金残高が300万円を超える部分に関しては、年利0.04%(税引前)となります。それでも通常の普通預金金利の40倍はあるので、メガバンクに預けておくよりは有利です。
③ ハッピープログラム
「ハッピープログラム」は、楽天証券での取引に応じて、楽天銀行のサービスが優遇されるサービスです。
例を一部あげると、次のような特典があります。
- 株式手数料に応じて楽天ポイントが付与
- 投信残高に応じて楽天ポイント付与(2022年4月より一部サービス変更あり)
- 会員ステージに応じてATMや他行振込手数料が無料になる
貯まった楽天ポイントは、1ポイント=1円として、楽天市場でのネットショッピングや、コンビニ、ドラッグストア、飲食店などで使えるので、使い道に困ることはありません。
④ 投資あんしんサービス
「投信あんしんサービス」は、楽天証券での信用取引(口座内の資金の約3倍の資金量の取引ができる株式取引)で大幅な含み損になって追加保証金が必要になったときに、楽天銀行の口座から楽天証券の口座に自動的に振替えをしてくれるサービスです。
ただし、信用取引ができるのは株式取引の経験を積んでからなので、頭の片隅に入れておく程度で大丈夫です。
1.3.「らくらく入金」のデメリット(注意点)
らくらく入金に対応している銀行は楽天銀行だけなので、会社の給与振込口座が指定されていてメインバンクが決まっていたり、複数の預金口座を作るのに抵抗があったりする人には向いていません。
そのような人には、2章で紹介する「リアルタイム入金」がおすすめです。
1.4.「らくらく入金」の手順
楽天証券と楽天銀行の口座を開設したら、楽天証券にログイン後、「商品・サービス一覧」→「マネーブリッジ」からマネーブリッジの申し込みをしましょう(無料)。
らくらく入金の手順は、右上の「マイメニュー」をクリックし、「入出金・振替」から「入金」を選択します。
すると、「リアルタイム入金」の画面が出てきますが、提携金融機関の左上にある「楽天銀行(らくらく入金)」を選択します。
「らくらく入金」の画面で1,000円以上の入金額を入力し、「確認」をクリックします。
確認画面で入金額などをチェックし、最後に「振込」をクリックします(楽天銀行へのログインは不要)。
「らくらく入金/受付完了」と表示されたら、入金完了です。
なお、入出金の受付状況は、同じ画面の「入出金履歴へ」から確認できます。
\初心者にも使いやすいと評判/
2.「リアルタイム入金」は主要な銀行からネットで24時間入金可
リアルタイム入金は、楽天証券にログイン後、提携している銀行口座に遷移し、提携先のネットバンキングのシステムを利用して楽天証券の総合口座に入金指示をする方法です。
入金指示後、楽天証券の口座にすぐに反映されるので、取引までのタイムラグがほぼなく、取引機会を逃しません。
■「リアルタイム入金」が向いている人
- メガバンクや主要ネット銀行の口座を持っている人
- ネットですぐに入金したい人
- 振込手数料をかけたくない人
- デイトレーダーなど
2.1.「リアルタイム入金」が利用できる提携銀行
リアルタイム入金を利用するには、次の13の銀行のどこかと「ネットバンキング契約」を結ぶ必要があります。金融機関ごとに1日の振込限度額が異なるので、併せて紹介します。
■「リアルタイム入金」ができる銀行一覧
銀行名 | 1日の振込限度額 |
---|---|
楽天銀行 | なし (1回あたりは1,000万円) |
三井住友銀行 | 1,000万円 |
三菱UFJ銀行 | 1,000万円 |
みずほ銀行 | 2,000万円 |
ゆうちょ銀行 | 1,000万円 |
PayPay銀行 | 9,999万円 |
セブン銀行 | 1,000万円 |
りそな銀行 | 1,000万円 |
埼玉りそな銀行 | 1,000万円 |
関西みらい銀行 | 1,000万円 |
住信SBIネット銀行 | 9,999万円 |
イオン銀行 | 1,000万円 |
広島銀行 | 1,000万円 |
ご覧のように、楽天証券のリアルタイム入金は、楽天銀行をはじめ、メガバンクやゆうちょ銀行、主要ネット銀行、一部の地方銀行に対応しています。
なかでも楽天銀行だけが1日の入金額の上限がなく(1回あたりは1,000万円)、大口の取引をする人には特におすすめです。
■「らくらく入金」と「リアルタイム入金」の違い
「らくらく入金」も「リアルタイム入金」も、メンテナンス時間以外は24時間入金可能で、楽天証券の口座に即時反映されるのは同じです。
しかし、「らくらく入金」は楽天銀行と「マネーブリッジ」することで普通預金金利がアップするなどのメリットがあり、「リアルタイム入金」には金利アップの利点はありません。
2.2.「リアルタイム入金」のメリット
リアルタイム入金は、土日祝日も含めて原則24時間、振込手数料無料で入金できます。
楽天銀行に口座を持っていない人でも利用可能で、「らくらく入金」の次におすすめの入金方法です。
2.3.「リアルタイム入金」のデメリット(注意点)
提携金融機関の口座を持っていないと利用できません。また、提携金融機関の口座番号やログイン情報などを入力する手間がかかります。
また、「らくらく入金」も同じですが、銀行や楽天証券のメンテナンス時間中は利用できません。ただし、平日の株式取引中にメンテナンスを行うことはないので、心配する必要はありません。
2.4.「リアルタイム入金」の手順
リアルタイム入金の手順は、右上の「マイメニュー」をクリックし、「入出金・振替」から「入金」を選択します。
すると、「リアルタイム入金」の画面が出てくるので、提携金融機関のなかから希望の金融機関を選択します(ここでは、「三菱UFJ銀行」を選択)。
「リアルタイム入金/受付」の画面で1,000円以上の入金額を入力し、「確認する」をクリックします。
確認画面が出てくるのでチェックを付けて「振込み手続きをする」をクリックすると、振込元金融機関のサイトに移動します。
ログインして、画面の指示に従って手続きを進め、入金手続きを完了させましょう。
2.5.「リアルタイム入金」の手順における注意点
提携金融機関の入力画面の最後では、必ず「加盟店に戻る」をクリックしてください。この場合の「加盟店」とは、楽天証券のことです。「加盟店に戻る」をクリックしないで終了すると、正常に入金反映されず、翌営業日以降の入金になる場合があります。
また、リアルタイム入金に限らず、「楽天証券」と「振込元金融機関」の名義人は同じである必要があります。
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3.「振込入金」なら全国の銀行から入金可能
振込入金は、楽天証券が指定した自分専用の振込口座に銀行(店頭やATMなど)から振り込む方法で、いわゆる「銀行振込」のことです。
■「振込入金」が向いている人
- 買い物のついでに銀行の窓口やATMで手続きしたい人
- 自分がよく利用している銀行から振り込みをしたい人
3.1.「振込入金」が利用できる金融機関
振込入金は、全国どこの銀行からでも振り込み可能です。
3.2.「振込入金」のメリット
全国どこの銀行からでも振り込めるので、買い物のついでに銀行の窓口やATMから振り込んだり、自宅のPCで普段利用しているネット銀行から振り込んだり、自由度が高いのがメリットです。
3.3.「振込入金」のデメリット(注意点)
振込手数料は自己負担です。1回の手数料は少額でも、回数が多くなると金額が大きくなるので、注意が必要です。
また、証券口座への反映は、振込手続き後、楽天証券が入金を確認してからになります。平日9時~15時までの株式取引時間中に振込み手続きをすれば、通常であれば30分~1時間程度で反映されます。
ただし、15時以降や夜間、休日に手続きをした場合は、翌営業日の9時以降に口座に反映されます。
そのため、急いでいる人は「らくらく入金」もしくは「リアルタイム入金」を利用することをおすすめします。
3.4.「振込入金」を利用する方法(入金先口座の確認方法)
振込入金を利用するには、自分専用の入金先口座を確認する必要があります。
ログイン後、右上の「マイメニュー」をクリックし、「お客様情報の設定・変更」から「入出金口座」を選びます。
すると、「楽天銀行」と「三井住友銀行」の口座番号が表示されるので、どちらかの銀行に振り込みます。
その際、同じ銀行宛のほうは手数料が安く済むので、三井住友銀行の口座しか持っていない場合は、三井住友銀行に振り込むことをおすすめします。また、楽天銀行の口座を持っているでのあれば、「マネーブリッジらくらく入金」を利用することをおすすめします。
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4. 楽天証券の新しい決済方法「楽天キャッシュ」を紹介
楽天証券では、2022年6月より「楽天キャッシュ」による投資信託の積み立てができるようになりました。
「楽天キャッシュ」をわかりやすく言うと、「電子マネーSuicaの楽天版」。駅の自動改札で「ピッ!」とタッチして電車の運賃を支払うのが「Suica(スイカ)」で、他にも「PASMO(パスモ)」などがあります。
楽天カードで楽天キャッシュにチャージするときに楽天ポイントが0.5%還元され、チャージした楽天キャッシュを利用して楽天証券で投信積立ができます。
電子マネー(楽天キャッシュ)で投資信託が買えるようになったのは楽天証券が初めてで、楽天証券での投信積立の決済方法として主流になりつつあります。
楽天キャッシュによる投信積立の限度額は月5万円までで、従来の楽天カードクレジット決済(ポイント還元率は実質0.2%)の限度額の月5万円と合わせると、毎月最大10万円までキャッシュレスで投信積立が可能になります。
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5. よくある質問
最後に、楽天証券の入金方法に関するよくある質問に5つ回答します。疑問はここで解消しておきましょう。
Q1.「コンビニ」から楽天証券に入金できますか?
振り込みに対応しているATMを設置しているコンビニであれば、通常の「振込入金(銀行振込)」で入金できます。ただし、手数料は自己負担になります。
Q2.「ゆうちょ銀行」から楽天証券に入金できますか?
ゆうちょ銀行から入金するには、「リアルタイム入金」がおすすめです。手数料無料で即時反映されます。
Q3.「クレジットカード」で楽天証券に入金できますか?
楽天証券に10万円を入金したい場合、クレジットカードで10万円分を決済して入金するようなことはできません。
ただし、投信積立(つみたてNISAを含む)の決済方法として、楽天カードでクレジット決済はできます(月50,000円まで)。
Q4. 楽天証券に入金できたかを確認する方法を教えてください。
「入出金履歴」は、ログイン後、右上の「マイメニュー」をクリックし、「入出金・振替」から「入出金履歴」から確認できます。
なお、履歴の見方については、「入出金履歴の見方」をご覧ください。
Q5. リアルタイム入金が反映されない場合、どうすればいいですか?
各行のインターネットバンキング画面に表示される「加盟店に通知」「加盟店画面に戻る」「加盟店のサイトへ戻る」「ショップに戻る」などをクリックせずに画面を閉じた場合、入金が正常に処理できないことがあるようです。
対応方法は、振込元の金融機関の残高が減っているか否かによって、次の2つがあります。
- 残高が減っていない場合:改めて入金指示をする
- 残高が減っている場合:楽天証券の口座に反映されるまで待つ
一つ一つの操作を確実に行い、二度手間にならないよう気を付けましょう。
6. まとめ
この記事では、楽天証券の入金方法について解説しました。最後に改めて3つの入金方法の比較表を載せておきます。整理にお役立てください。
①らくらく入金 | ②リアルタイム入金 | ③振込入金 | |
---|---|---|---|
対応チャネル | ネット | ネット | ATM・窓口 ・ネット |
振込手数料 | 無料 | 無料 | 自己負担 |
買付余力への 反映までの時間 |
即時 | 即時 | 30分~1時間 |
利用可能時間 | 原則24時間 | 24時間 | 金融機関による |
最低入金額 | 1,000円/回 | 1,000円/回 | 1円/回 |
最高入金額 | 1億円/回 (1日の上限はなし) |
振込元に よって異なる |
振込元の 振込上限額 に準ずる |
必要な手続き | 楽天銀行の口座と連携する (=「マネーブリッジ」) |
提携金融機関と 「ネットバンキング契約」 |
特になし |
利用できる 金融機関 |
楽天銀行のみ | 13の主要銀行 | 全国の金融機関 |
自分に合った入金方法で確実に入金して、楽天証券で取引を始めましょう。
\つみたてNISAの開設数No.1(2022年9月末時点)/
口座数が国内証券会社(単体)ではトップとなる1,100万を突破し、20代や30代の若年層を中心に開設者が続出している楽天証券。SGO編集部は同社の社員に取材をして、人気の秘訣を伺いました。
2023年6月買付分より投資信託のクレカ積立のポイント還元率を引き上げた背景、「投信保有ポイント」復活の可能性についても触れているので、『【楽天証券社員インタビュー】投資のハードルを下げる数々の「業界のスタンダード」を作ってきた楽天証券が目指す姿とは?』からご確認ください。