専門性を向上「糖尿病療養指導士取得」の環境作り
前にも触れた通り、医師からのタスクシフトがスムーズに行えるように、コメディカルの専門性を向上させることを目的として、糖尿病療養指導士取得のための研修が組めるような体制づくりも行いました(第8回参照)。糖尿病領域には、日本糖尿病療養指導士(https://www.cdej.gr.jp/)という資格があり、取得した看護師や薬剤師・管理栄養士等の方々が、全国の医療機関の糖尿病診療において大変活躍されています。
この資格を取得したり、更新するためには、講習会への参加やレポート提出が必要となります。そういったキャリアアップの場として、糖尿病療養指導士の試験対策のために静岡病院内の会議室を使って、他院のコメディカルスタッフと一緒に勉強するなど、地域を挙げての資格取得のための環境を整えるように工夫しました。
このように「ただの医師の負担転嫁」として、コメディカルにタスクシフトを行うのではなく、やりがい創出につながる形で業務を任せていくことは、本人にとっても、その病院にとっても非常に大切なのではないかと考えます。
●医師からのタスクシフトする前にコメディカルスタッフの業務の棚卸しを行う
●タスクシフトを行う「覚悟」を、医師の側がきちんと持つ
●やりがい創出につながる形でタスクシフトを実施する
佐藤文彦
Basical Health産業医事務所 代表
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