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医療現場激変!抗がん剤変更を指示してAIが患者の命を救った

一般企業では既に始まっている時間外労働の上限規制が、2024年4月から医師にも適用される。勤務医の時間外労働時間を「原則、年間960時間までとする」とされているが、実現は困難ではないかとの指摘も。その「医師の働き方改革」を実現した医師がいる。「現場のニーズに応え、仕事の流れを変えれば医師でも定時に帰宅できる」という。わずか2年半で、どのように医師の5時帰宅を可能にしたのか――、その舞台裏を明らかにする。

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今やSEや銀行員も「働き方改革」の恩恵を受ける

産業医の仕事をしていて最近強く感じることは、2019年の「働き方改革」開始以来、大企業を筆頭に多くの一般企業において、驚くような速さで残業が激減していることです。ひと昔前、SEや銀行員といえば深夜の残業が続くハードな職種の代表でした。

 

しかし、私が勤務していた日本IBMでは、SEの残業時間が他の職種に比べて突出して多いということはありませんでした。

 

実際に、多くの大企業では軒並み大幅な残業削減がなされ、中小企業においてもすでに同様の波が本格的に訪れ始めております。そういった意味では、日本中から「残業」という概念そのものが一気になくなっていくのも夢ではありません。

 

「医師の働き方改革」はいつか必ず断行されるという。(※写真はイメージです/PIXTA)
「医師の働き方改革」はいつか必ず断行されるという。(※写真はイメージです/PIXTA)

 

そして、今や就職活動を行う学生やその親御さんたちが熱い眼差しを向けているのが、「健康経営銘柄」や「健康経営優良法人」の認定を受けている企業か否かということです。これらの認定を受けているか否かで、翌年の入社希望者数が驚くほど上下してしまいます。

 

<経済産業省「健康経営銘柄2020」に40社を選定しました>

https://www.meti.go.jp/press/2019/03/20200302002/20200302002.html

<経済産業省 健康経営優良法人認定制度>

https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kenkoukeiei_yuryouhouzin.html

 

ご覧になるとおわかりの通り、「健康経営銘柄」は、年に1度、30の業種から基本的にはたった1社しか選ばれません。

 

以前、小売業の部門で複数回「健康経営銘柄」を取得されている企業の専属産業医の先生にお話を伺ったところ、「小売業」部門にエントリーしてくる大企業は、毎年およそ120社以上にものぼるとのこと。この120社は、いわば健康経営に自信のある企業ばかりで、そんな中で何度も選出される企業というのは、「超スペシャルな健康経営企業」という存在なのです。

 

ちなみに、この企業では全社員の残業時間の平均が月8時間程度とのことでした。驚異的な数字です。

 

このように抜本的に社会風土や世論が変わっていった事例を、日本社会の中で捜してみると、我々がイメージしやすいのは「禁煙対策」ではないでしょうか。

 

昭和の時代には当たり前のように、オフィス内だけでなく学校の職員室や医局内でもタバコが吸われていました。しかし今日、そんな光景は全く消え、昭和を知らない若い人たちからすればそんなことがあったこと自体信じられないかもしれません。

 

喫煙を取り巻く環境変化と同様のことが、「残業時間削減」についても驚くほど急ピッチで起きていると私自身は捉えています。

 

2024年に「医師の働き方改革」がスタートすれば、医師たちの残業も激減していくことは間違いありません。万が一、2024年に実現できなければ「働く環境も重要視する」優秀な若者たちが医学部を目指さなくなり、結果的には、2024年より遅れて「医師の働き方改革」が行われることになっていくでしょう。

 

つまり、遅かれ早かれ結果的に「医師の働き方改革」はいつか必ず断行されるのです。

そうであるならば、先手必勝。いかに早くから「医師の働き方改革」に取り組むことができるかが、自分たちの病院の命運を大きく左右することになっていきます。

Basical Health産業医事務所 代表
日本糖尿病学会専門医・研修指導医、日本肥満学会専門医、日本医師会認定産業医、日本医師会認定健康スポーツ医などの資格をもつ内科医・産業医。

1998年順天堂大学医学部卒業後、順天堂大学 代謝内分泌学 助教などを経て、2012年41歳の若さで順天堂大学附属静岡病院 糖尿病・内分泌内科 科長(兼 准教授)に就任。同院で、「地方病院の医局員たちの残業の多さを何とか改善できないか」と考え、「医師の働き方改革」に着手。コーチングの手法を活用し、現場の要望を聴き出し、それを反映させた組織開発を独自で行う。3年目には医局員全員が定時に帰宅できる体制を作りあげる。その後、日本IBM株式会社で専属産業医を2年弱務めた後、2018年に独立。現在、健康保険組合やその関連企業での健康増進・予防医療などのコンサルタント業務を行いながら、糖尿病の外来診療、嘱託産業医としても活動する。今年度より、厚生労働省医政局委託事業「医療従事者勤務環境改善のための助言及び調査業務」委員会の委員に就任するなど、日本中の医師が安定的に働き続けられる環境作りに取り掛かっている。趣味は音楽。高校3年生時には、全日本吹奏楽コンクール(普門館)にて金賞受賞。担当楽器はチューバ。

著者紹介

連載「医師の働き方改革」仕事の流れを変えれば医師でも定時に帰宅できる

地方の病院は「医師の働き方改革」で勝ち抜ける

地方の病院は「医師の働き方改革」で勝ち抜ける

佐藤 文彦

中央経済社

すべての病院で、「医師の働き方改革」は可能だという。 著者の医師は「医師の働き方改革」を「コーチング」というコミュニケーションの手法を用いながら、部下の医師と一緒に何度もディスカッションを行い、いろいろな施策を…

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