
副業の解禁や、新型コロナウイルスによる在宅勤務の普及など、我々の働き方は大きく変わろうとしています。一方、新しいお金との付き合い方について、投資からの所得(不労所得)に未だにネガティブなイメージを持つ日本人は少なくありません。インベスコ・アセット・マネジメント株式会社・グローバル資産形成研究所所長の加藤航介氏は不労所得を得る投資とは「選挙やボランティア活動などと同様に、豊かな社会にとって必要な活動」と述べています。今回は、社会を豊かにする「働き方・お金の使い方」について解説します。
世のなかを豊かにする社会参加について考える
私たちがお金の投資という社会参加を行い、それによる収入を長期で得ることは、「働かずしてお金を得る(不労所得)」という後ろめたいものではなく、選挙やボランティア活動などと同様に、豊かな社会にとって大事なものです。今回は、「働く」という切り口を踏まえて、以下のマインド・シフトをご紹介いたします。
世のなかを豊かにする社会参加には、一つの正解がある
新しいマインド:
世のなかを豊かにする社会参加の正解は、時代によって大きく異なる
「働くことによる社会参加」と、「お金を使うことによる社会参加」は、いつの時代でも大切です。ただし、時代(特に経済の発展ステージ)によって、社会を豊かにしていくために求められる社会参加の姿は大きく異なります。
まず、「働くことによる社会参加」から考えてみましょう。
昔、日本が世界に追いつけ追い越せというステージにあった頃は、生活におけるモノやサービスが常に不足している状態にありました(供給<需要)。このような時代は、皆ががむしゃらに長時間働き、モノやサービスをできる限り多く生産し、社会に足りないものを埋めていくことが、社会をより豊かにする近道でした。
「24時間働けますか!?」のような言葉が昔流行りましたが、まさにそれが社会のために正しい行動であったと思います。
「働きすぎ」が、社会の豊かさを失わせてしまうかも…
一方で、既に先進国となった社会において、多くの人が長時間働き、供給が過剰な状態が続くとどうなるでしょうか?
社会全体でモノやサービスの生産を増やし過ぎることは、農業でたとえると、「豊作貧乏」(豊作のため農作物の価格が下落し、農家の収入が減ってしまうこと)の状態を作ってしまいます(需要<供給)。
つまり、社会全体が働きすぎの状態が続くと、企業間の過当競争が生み出され、物価が下がり、さらには多くの人の給料が下がり、最終的には社会の豊かさが失われてしまうことにもなりかねません。少子高齢化や人口減少が進めば、なおのことです。
すでに先進国となった社会を豊かにするためには、イノベーション(つまり新しいアイデアや発明)による利便性や生産性の向上が求められます。現代の日本における私たちの「働き方」においては、これまで社会の生産量の増大に費やされていた時間を生涯学習や副業に向け、個々人がより幅広い知識や経験を蓄積し、柔軟で幅広い発想を持てる状態をつくることが重要です。なぜなら、社会を豊かにする新しいアイデアのタネとは、毎日の日常ではなく、非日常に埋もれているからです。
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