書籍詳細

『認知症診断の不都合な真実』

認知症診断の不都合な真実

磯野 浩

出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング

発行年月:2021年9月

超高齢社会に突入した日本において、認知症はもはや国民病になりつつあります。そんななか、「認知症」という「誤診」の多発が問題視されています。

高齢者はさまざまな疾患を併せ持っているケースが多く、それらが関連しあって「もの忘れ」や「妄想」などといった認知機能の低下の原因になっています。

老年精神医学の専門医である著者は、20年以上患者の診療に当たりながら、保健相談所への出向で延べ300件もの居宅訪問を実施し、専門家として医療や介護の実態調査も行ってきました。

本書では、老年精神医学に長年携わってきた知見から、認知症の誤診がなぜ起きるのか、また誤診で不幸な人生を歩まないための「正しい知識」を解説します。

医療法人昭友会 埼玉森林病院 院長

昭和大学医学部を卒業し、精神医学教室入局。昭和大学病院等に勤務。
20数年ほど前から老年精神医学を専門にし、浴風会病院勤務時は認知症の脳の病理解剖診断も多数経験した。
並行して品川区大井保健相談所での老人精神保健相談も務め、訪問診療も積極的に行い、臨床の経験も重ねる。
2007年4月~埼玉森林病院副院長。
2009年4月~埼玉森林病院院長に。現在に至る。
2004年 日本老年精神医学会 学会奨励賞。「レビー小体型痴呆の臨床的特徴と診断基準の有用性について」

著者紹介

掲載記事

[連載]老年医学の専門医が解説「認知症診断の不都合な真実」

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