2026年10月29日の日経平均の動き
10月29日の日経平均株価は、前日にAI・半導体向け検査装置大手のアドバンテスト〈6857〉が2027年3月期の業績予想を上方修正したことを受け、半導体市場の好調さが意識されて朝方から買いが先行。日経平均への寄与度が大きいAI・半導体関連銘柄を中心に買い注文が広がり、上げ幅は一時900円に迫る場面がありました。
しかし、29日午前に韓国のサムスン電子が発表した2026年7〜9月期決算(確報値)を受けて、半導体比率の高いKOSPI(韓国総合株価指数)が下落に転じると、日経平均も連れ安となり上値が重くなりました。加えて、米アルファベットが28日に発表した決算でフリーキャッシュフローが2四半期連続の赤字となったことから、新興クラウドの信用不安に端を発したAI過剰投資への警戒感もくすぶり、ソフトバンクグループや東京エレクトロンなどの関連銘柄がいったん売りに押される展開となりました。
その後、午後に入りKOSPIが下げ幅を縮小すると、日経平均先物へ短期筋の買いが入り主力株も持ち直しました。ただ、市場全体としては東証プライム上場銘柄の半数が下落するまちまちの展開となりました。日経平均株価は、前日比705.28円高の64,659.47円で取引を終えました。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが132銘柄、値下がりが92銘柄、変わらずが1銘柄でした。
日経平均株価の寄与度上位は、アドバンテスト〈6857〉、東京エレクトロン〈8035〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、イビデン〈4062〉、ファーストリテイリング〈9983〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、ファナック〈6954〉、日立製作所〈6501〉、小松製作所〈6301〉、豊田通商〈8015〉、ダイキン工業〈6367〉となりました。
東京株式市場の動き
また、東証プライム市場の売買高は41億4,800万株、売買代金は13兆8,657.43億円となり、前日と比べて増加しました。
業種別では、銀行業、証券業、鉱業、非鉄金属、電気・ガス業などが上昇した一方、機械、電気機器、繊維製品、鉄鋼、金属製品などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位が積水化成品工業〈4228〉で+100円(+17.01%)の688円、2位がフリービット〈3843〉で+205円(+11.75%)の1,950円、3位がプレミアグループ〈7199〉で+159円(+7.60%)の2,251円となりました。
一方、値下がり下位は、1位が第一工業製薬〈4461〉で-2,920円(-21.65%)の10,570円、2位がグッドコムアセット〈3475〉で-247円(-17.94%)の1,130円、3位が愛知製鋼〈5482〉で-334円(-11.80%)の2,496円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは9銘柄、年初来安値を更新したのは87銘柄でした。
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