(※写真はイメージです/PIXTA)
「娘が小さいころは助けてもらったから」
アキコさん(46歳・仮名)は、夫・タカヒロさん(48歳・仮名)と高校生の娘との3人暮らし。夫婦の世帯年収は約900万円で、アキコさんは週4日、パートで働いています。夫は不動産関係の会社に勤めており、土日も出勤になることが少なくありません。
約10年前、夫の実家が所有する土地に家を建てました。同じ敷地には義両親が暮らす母屋があります。義両親が高齢になるにつれ、買い物や通院の送迎を頼まれることが増えていきました。
アキコさんも、それ自体にはそれほど抵抗がありませんでした。娘が小さかったころ、義両親にはずいぶん助けてもらったからです。仕事の際に娘を預かってもらったり、習い事のお迎えをお願いしたり、体調を崩したときに見てもらったこともありました。
そのため、今度は自分が支える番だと考えていたといいます。ただ、徐々に「都合がよければお願い」ではなく、「アキコさんがやるもの」という空気に変わっていきました。
義妹一家が来るたびに増えていった“役割”
夫には東京に暮らす妹・ミナさん(44歳・仮名)がいます。夫と子ども3人との5人家族で、年に数回、実家へ帰省します。
義妹一家が来ること自体を、アキコさんは嫌だとは思っていませんでした。泊まるのは母屋で、義両親も孫たちとの食事を楽しみにしています。困ったのは、義妹一家が来るたびに、買い物や送迎までアキコさんに頼まれるようになったことです。
最初の頃は、義妹は遠慮がちに買い物や子どもたちの外出への送迎を頼んでいました。アキコさんも「せっかく帰省してきたのだから」と応じていました。
ところが回数を重ねるうちに、頼まれ方が変わってきました。いつしか、アキコさんが車を出すことを前提に、買い物やレジャーの予定を組まれるようになったのです。しかも帰省は土日や連休が中心です。夫は仕事で不在になることも多く、「妹たちを連れていってあげて」とアキコさんに任せるようになっていきました。