(※写真はイメージです/PIXTA)

会社の預金を社長に移す。新しい会社をつくり、取引先からの売上をそちらに振り込ませる。あるいは、財産を海外に移してしまう――。税金を滞納した後にこうした動きをしても、国税当局から逃れられるとは限らない。国税庁がこのほど公表した「令和7年度租税滞納状況の概要」には、滞納企業の財産がどこへ移ったのかを追跡し、訴訟や第二次納税義務の賦課、さらには刑事告発にまで踏み込んだ事例が紹介されている。そこから見えてくるのは、単に「税金を払っていない会社」を相手にするだけではない、現在の滞納整理の実態だ。※本連載は、THE GOLD ONLINE編集部ニュース取材班が担当する。

「財産を動かせば逃げられる」は通用しない

税金を滞納してしまったとき、会社や個人の資金繰りが厳しいという事情は当然あり得る。だからこそ、滞納そのものと、滞納後に財産を意図的に動かして徴収を免れようとする行為は分けて考える必要があるだろう。

 

今回、国税庁が公表した事例が示しているのは、後者に対して国税当局がかなり深く踏み込んでいるということだ。

 

滞納後の不自然な資金移動があれば、その財産がどこへ行ったのかをたどられ、場合によっては訴訟や第二次納税義務の賦課、刑事告発にまで発展する可能性がある。税金を滞納した会社にとって、「財産をどう隠すか」ではなく、財産の状況を正確に把握したうえで、国税当局にどう説明し、どう納税していくのかが重要だろう。

 

国税庁の資料に並んだ事例は、滞納整理が「払っていない税金を取り立てる」だけの仕事ではなく、財産の移動とその背景まで追跡する仕事へと変わっていることを示している。

 

THE GOLD ONLINE編集部ニュース取材班

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」

 

■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ

 

■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】

 

■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

 

【注目のセミナー情報】​​​

【実物資産】10月24日(土)
「日本刀投資」は他の実物資産と何が違う?
希少性・鑑定・保存状態…「価値」を見極め方を解説

 

【不動産オーナー向け】10月29日(木)
<会員限定セミナーの特別版を一般公開>
金利上昇局面の今こそ知っておきたい!
「不動産×金融資産」の最適バランスと投資税務

 

【資産形成】11月5日(木)
富裕層のための「資産防衛と運用」
無駄な保険の見直しと、手元資金を守る投資のコツ

 

11月21日(土)-23日(月)限定配信!

 

配偶者の預金は?子ども名義の生命保険は?
事例で深堀り!「相続税の税務調査」

 

 

富裕層だけが知っている資産防衛術のトレンドをお届け!
>>ゴールドオンライン・エクスクルーシブ倶楽部<<

ゴールドオンライン・エクスクルーシブ倶楽部が

主催する「資産家」のためのセミナー・イベント

 

【10月24日(土)-25日(日)開催】
意外と多い!「外野」が出てくる、「遺言」があっても揉める
“思い通りの相続”を実現したい人は知っておくべき
紛争事例から学ぶ、原因と事前対策

 

【10月24日(土)-25日(日)開催】
税務調査に要注意!
「相続対策」のための「生前贈与」の基礎知識と活用法

 

 

 

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録