ベンツ、ランクル、アルファード…賢い社長が「新車」よりも「4年落ちの中古車」を好むワケ【税理士が解説】

ベンツ、ランクル、アルファード…賢い社長が「新車」よりも「4年落ちの中古車」を好むワケ【税理士が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

経営者にとって、ステータスシンボルである高級車の購入は憧れの一つかもしれません。しかし、見栄だけで「新車」を個人名義で購入することは、キャッシュフローの観点から最適とはいえません。ベンツやアルファードなどの人気車種は「4年落ちの中古車」を選ぶことで、会社に“大きな恩恵”をもたらします。本記事では、公認会計士・税理士の黒瀧泰介氏が、賢い社長たちが中古車を選ぶ「合理的な理由」について解説します。

社長が車を買うなら〈法人名義〉のほうがお得な「2つ」の理由

まず大前提として、車は個人名義よりも法人名義で購入するほうがお得です。納税負担や社会保険料の観点から、下記の2つのメリットがあります。

 

1.法人税の圧縮効果

ベンツやアルファードといった車両を法人名義で購入し、会社の経費として計上することで、利益を圧縮して法人税の負担を抑えることができます。

 

2.税金と社会保険料の削減

社長が個人名義で車を購入する場合、その資金の元手は役員報酬として会社から受け取ったものです。所得税や住民税などを合わせた税率が50%と仮定した場合、1,000万円の車を個人で購入するためには、会社から2,000万円の役員報酬を受け取る必要があります。

 

しかし、最初から会社の名義で購入すれば、会社が用意する資金は1,000万円で済みます。

 

ただし、どのような車でも無条件に全額経費として認められるわけではありません。税務調査で経費として認められるためには、以下の3つのポイントをクリアすることが重要です。

 

・事業での使用が明らかであること

・客観的に証明できる証拠が存在すること

・プライベート用の車を別に所有しているなど、公私の区別を明確につけること

 

なにより、車種や価格が事業の収益規模や業務内容に照らし合わせて適当であることが重要です。たとえば、年間利益が数百万円の規模であるにもかかわらず、高額なオープンカーを購入した場合は、単なる趣味とみなされて否認される可能性が高くなります。

 

そのため、多くの社長は、通勤・営業・接待などに活用しやすく、税務署への説明も容易なセダンや、ある程度車体の大きな車種を選択する方が多いです。

 

次ページ社長が“あえて”新車を選ばない理由

※本記事は、YouTube『社長の資産防衛チャンネル【税理士&経営者】』より動画を一部抜粋・再編集したものです。

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