ニセコ・白馬に続くか…大手ホテルもコンビニも「ゼロ」の島に外国人殺到。地価が動き始めた沖縄離島「渡嘉敷村」の意外なポテンシャル

ニセコ・白馬に続くか…大手ホテルもコンビニも「ゼロ」の島に外国人殺到。地価が動き始めた沖縄離島「渡嘉敷村」の意外なポテンシャル
(※写真はイメージです/PIXTA)

インバウンド効果で地価上昇に沸くニセコや白馬村に続き、いま投資家たちが密かに注目するのが、沖縄県の離島「渡嘉敷村」です。美しい“ケラマブルー”を求めて外国人が殺到する一方、島内には大手ホテルもコンビニも存在しません。厳格な国立公園の規制が生む「深刻な宿不足」は、実は小規模事業者にとって絶好の参入機会でもあります。地価が動き始めた注目の離島が持つ、意外な投資ポテンシャルを紐解きます。

渡嘉敷村内にはコンビニも大手リゾートホテルも無い

これだけインバウンドが盛り上がっているとなれば、大手資本の開発が続いても良いものだが、実はそこに立ちはだかるのが「国立公園」の壁だ。

 

国立公園の場合、環境省の管理下となることから、自然公園法に基づいて地域の景観が保護され、大規模な開発は厳しく制限される。渡嘉敷村も村域の大半が国立公園に指定されているため、インバウンドの「宿泊需要」は伸びているのに供給が一向に追いつかない。

 

慶良間諸島最大の「渡嘉敷島」をはじめ、14の島からなる渡嘉敷村の総面積は19.23平方キロメートル。山手線の内側エリアの約3分の1のエリアに、村民約700人が暮らしている。近年はリゾートバイトを目的に短期滞在する若者層が増えているようだが民間賃貸住宅がほとんど存在しておらず、空き家があっても所有者不明等で利活用が難しい状態だという(渡嘉敷村ホーjavascript:void(0)ムページ/渡嘉敷村の地勢よりMAP引用)
慶良間諸島最大の「渡嘉敷島」をはじめ、14の島からなる渡嘉敷村の総面積は19.23平方キロメートル。山手線の内側エリアの約3分の1のエリアに、村民約700人が暮らしている。近年はリゾートバイトを目的に短期滞在する若者層が増えているようだが民間賃貸住宅がほとんど存在しておらず、空き家があっても所有者不明等で利活用が難しい状態だという(渡嘉敷村ホームページ/渡嘉敷村の地勢よりMAP引用)
ビーチ周辺にはお洒落なカフェやレストラン、短時間利用できる海の家、民宿などが点在しているが、お馴染みのコンビニエンスストアや大手系列のリゾートホテルは存在しない
ビーチ周辺にはお洒落なカフェやレストラン、短時間利用できる海の家、民宿などが点在しているが、お馴染みのコンビニエンスストアや大手系列のリゾートホテルは存在しない

 

村民の方によると「島内の宿泊施設はほぼ満室状態で、観光客の受け入れは“民泊”頼りになっている。最近は民泊運営の物件探しのために、県外から訪れる人が増えているようだ」とのことだが、いざ民泊運営に着手しようとしても、建物の修繕や内装リフォームを請け負う会社が常駐していないため、離島専門の事業者に相談することになるという。

 

ただし、この点をクリアできるのであれば、いまだ手つかず状態の渡嘉敷島はまさしく“ブルーオーシャン”。供給余地の少ない市場だからこそ、小規模事業者の参入機会が残されていると言えるだろう。

 

オフシーズンの冬期でも、この美しいビーチを目指して多くの外国人観光客が訪れる。「冬の海水温は20度程度になりますが、北欧など寒い国からの観光客の方は平気で海に入って泳いでいますね(笑)」※村民の方談
オフシーズンの冬期でも、この美しいビーチを目指して多くの外国人観光客が訪れる。「冬の海水温は20度程度になりますが、北欧など寒い国からの観光客の方は平気で海に入って泳いでいますね(笑)」※村民の方談

 

ちなみに、慶良間諸島の中でも渡嘉敷村と人気を二分する「座間味村」では、ブセナテラスやナハテラスの運営会社としてお馴染みの「ザ・テラスホテルズ」が新ブランドとなるリーリゾートホテルを2026年6月にオープンした。こうした観光業界の動向からも「沖縄・離島エリアの成長余地」への期待が高まっていることが窺える。

 

渡嘉敷村の2025年基準地価上昇率は+2.41%。沖縄県平均の+6.12%(同年基準地価)と比べてみると“微増”の状態だが、これまでほとんど地価の動きが無かった2022年までと比較してみると、直近3年間で突如「上昇」に転じている点も気になる動きだ。

※渡嘉敷村は2026年公示地価の調査地対象外のため基準地価を引用。

 

投資対象としては、決して“万人向けの市場”ではないかもしれないが「供給を急激に増やせない」という市場構造は、一般的なリゾート地とは異なる魅力を持つ。

 

はたして、ニセコ、白馬に続く“インバウンドバブル ルーキー”となりうるのか? 今後の渡嘉敷村の地域活性に注目したい。

 

[参考元]

健美家『ニセコ、白馬に続くバブル到来か?!インバウンド客が急増する沖縄県・渡嘉敷島の発展期待値とは』

 

 

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