(※写真はイメージです/PIXTA)

不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家(けんびや)」が公開した2026年8月期の「収益物件 市場動向マンスリーレポート」によると、収益不動産市場で価格上昇が続いています。区分マンションの全国平均価格は3,001万円に達し、2008年4月の集計開始以来で初めて3,000万円台へ突入しました。主要都市部で最高値を更新する一方、一棟アパートの利回りは低下を見せています。

【2026年8月期】価格高騰と利回り低下が同時に進行

不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家(けんびや)」がとりまとめた2026年8月期の「収益物件 市場動向マンスリーレポート」のデータによると、全国の住宅系収益不動産市場において物件価格の明白な上昇が見られました。

 

本調査は区分マンション、一棟アパート、一棟マンションの3種別を対象として集計したものです。現在の市場では、利回りの低下局面と価格の高騰が同時に進行しています。

区分マンション:全国平均3,001万円で過去最高値を更新

区分マンション市場において、大きな節目となる数値が記録されました。

 

全国平均価格が3,001万円に到達しています。前月比で8.50%増、前年同月比では22.14%増という顕著な伸びを示しました。この3,001万円という水準は、2008年4月に調査を開始して以来で最も高い価格です。全国平均の表面利回りに関しては6.61%となり、前月比0.07ポイントのマイナスとなりました。前年同月比でも0.15ポイント下落しています。

 

都市部での価格上昇スピードは衰えていません。首都圏の平均価格は前月比7.30%増、前年同月比16.66%増の3,425万円に達しました。一都三県で3,451万円、東京23区で4,267万円を付け、いずれのエリアも直近1年間の最高値を更新する結果となっています。

 

地方ブロックへの波及も確認されました。前月比の価格上昇率では、北海道が18.68%増、信州・北陸が16.22%増、東海が17.31%増を記録しています。対照的にマイナスへ転じた地域は九州・沖縄の2.84%減にとどまりました。前年同月比で見ると、全地域で平均価格が前年実績を上回っています。

一棟アパート:全国平均利回りが7.89%へ下落し過去最低を記録

一棟アパートの分野では、利回りの縮小傾向がより鮮明になりました。全国平均利回りは7.89%を記録しています。前月比で0.02ポイント減、前年同月比で0.32ポイント減となり、調査開始以来の最低利回りを更新しました。

 

物件価格の側面では全国平均が9,115万円です。前月比0.91%増、前年同月比8.55%増となり、緩やかな上昇基調を維持しています。首都圏の平均価格は1億83万円に上昇しました。東京23区は前月比1.31%増の1億4,111万円に達し、前年同月比では11.73%の大幅増となっています。

 

都心部におけるアパート価格の高止まりが確認できる数値です。地方圏では東北エリアの急伸が目立ちます。平均価格が5,921万円となり、前月比26.73%増という大幅なプラスで直近1年の最高値を塗り替えました。前年同月比ではすべてのエリアで平均価格が上昇しています。

 

 

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