円安阻止介入実現なら、相場は荒い展開か
ECBは利上げの可能性…米CPIなど、インフレ指標発表に注目
今週は11日にECB(欧州中央銀行)の金融政策発表が予定されています。市場では利上げを決定するとの見方が多く、予想どおり利上げとなれば、主要中央銀行のなかで利上げの先例ができることになります。その結果、翌週の日銀も利上げを判断しやすくなる可能性があります。
そのほか、米国ではCPI(消費者物価指数)やPPI(生産者物価指数)など、インフレ関連指標の発表が注目されます。雇用統計の結果を受けて米利上げ観測が一段と強まるなか、これらの指標がその見方をさらに後押しするかどうかが焦点となります。
今週の米ドル/円は「156~161円」と予想
今週の米ドル/円は、再び160円まで米ドル高・円安が進んだことで、円安阻止介入との攻防が最大の焦点になります。介入が実施された場合、経験則では1日で4~5円程度、米ドル安・円高に戻す可能性が高いでしょう。
ただし、根強い円安マインドに加え、投機筋の円売り意欲も旺盛とみられることから、相場は荒い値動きになりやすい状況です。以上を踏まえ、今週の米ドル/円は「156~161円」と予想します。
吉田 恒
マネックス証券
チーフ・FXコンサルタント兼マネックス・ユニバーシティFX学長
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