母の死後に発覚…突然突きつけられた未収金「500万円超」
千葉県在住のAさん(50代・女性)は、深刻なトラブルに直面していました。
昨年の夏、母親が亡くなり、遺産分割協議を経て築50年以上の古いマンションを相続したAさん。ところが、管理組合に区分所有者変更届を提出した瞬間、思いもよらない問題が発覚します。
「お母様は管理費と修繕積立金を20年以上滞納しています。未収金は500万円超。遅延損害金(年5%)245万円も加算します」
Aさんは耳を疑いました。なぜなら、Aさんの母はそのマンションの会計担当理事を長年務めていた人物だったからです。
遺品整理の際に出てきた手書きの出納帳には、はっきりと「未収金ゼロ」と記載されていました。さらに銀行通帳を確認すると、管理組合への振込記録は見当たりません。
しかし、どうやら理事長に直接手渡しで支払っていた形跡がありました。
総会も収支報告もなし…80代理事長の「ブラックボックス化した管理」
その理事長は80代の男性で、工事業者や植栽業者からリベートを受け取っているという噂が絶えず、組合員からの信頼も薄い人物でした。
しかし、住民たちは「それを口にすると、このマンションに住みづらくなる」と考え、誰も表立って指摘できない状況だったのです。
Aさんが長年住んでいる複数の組合員に確認すると、「総会は一度も開催されていない」「収支報告も一切なし」「貸借対照表も存在しない」といった、驚くべき事実が次々と明らかになります。
つまり、管理組合としての最低限のガバナンスが完全に欠如していたのです。この状態では、「本当に滞納があったのか」「理事長が受け取ったお金をどう処理したのか」は誰にもわかりません。
Aさんは理事長に通帳の閲覧を求め、当初は「コピーや写真を撮らなければ閲覧を許可する」といわれました。
ところが、閲覧予定日の前日になって突然、「やっぱり見せません」と、理由の説明もなく拒否されてしまいました。Aさんは完全に行き詰まってしまったのです。
