新業態オープンを記念した「特別株主優待」が7月に実施
今回発表された特別株主優待は、名古屋の老舗「三代目うな東」が監修する新業態店舗「二代目ひつまぶしの成瀬」の開業を記念して、1回限りで実施される特別な制度です。2026年7月末日時点で、1単元(100株)以上の同社株式を保有している株主が対象となります。
優待の内容は、「鰻の成瀬」の店舗で「うな重<竹>」(2,500円相当)1食分と交換できる引換券が4枚贈呈されるというもの。100株の保有で計4食分、金額にして1万円相当の食事券を受け取れる計算になります。
株式投資において優待を獲得するためには、権利確定日に株主名簿に名前が記載されている必要があります。今回の特別優待の基準日は2026年7月末日ですが、実際に優待の権利を得るためには、権利落ち日の前日である2026年7月29日(水)の市場取引終了時点までに、100株以上を購入し保有しておく必要がある点には留意が必要です。この期日を過ぎてから株式を購入しても、今回の特別優待の対象とはなりませんので、投資を検討する際はスケジュールの確認が重要です。なお、この引換券は2026年9月上旬頃に発送される予定となっています。
全国店舗での利用から冷凍配送まで、選択可能な利用方法
今回の株主優待は、株主それぞれの居住地やライフスタイルに合わせて、利用方法を選択できる仕組みが整えられています。
まず、店舗で食事を楽しむ場合ですが、贈呈された引換券は全国に展開する「鰻の成瀬」の直営店およびフランチャイズ加盟店で広く利用可能です。引換券1枚につき「うな重<竹>」1食分として利用できるだけでなく、新業態の「二代目ひつまぶしの成瀬」の店舗においては、引換券1枚を「上うな丼」(2,590円相当)1食分として利用することもできます。出張先や旅行先など、全国各地の店舗で利用できる点は利便性が高いといえるでしょう。
また、昨今の原材料費高騰などに伴う外食産業の価格改定(値上げ)を懸念される方もいるかもしれません。同社の発表によると、将来的に対象メニューの価格が改定(値上げ)された場合であっても、株主が店舗で差額を追加で支払う必要はないとのこと。引換券1枚で、対象メニュー1食分を追加料金なしでそのまま注文できる仕組みになっています。一方で、現金との引き換えや、価格が値下げされた場合の釣銭の支払いには対応していません。
さらに、近隣に利用できる店舗がない株主や、来店が難しい株主への対応も明記されています。所定の申し込み手続きを行い、引換券4枚を返送することで、「冷凍うなぎパック(4食分)」を自宅に配送してもらうことが可能です。店舗利用、冷凍配送の申し込みともに、有効期限は「2027年6月30日まで(冷凍配送は当日消印有効)」とゆとりを持って設定されています。
中長期的な保有を視野に入れた「通常株主優待」への移行
AIフュージョンキャピタルグループは、今回の7月末を基準日とする臨時的な特別優待にとどまらず、継続的な株主還元策として「通常株主優待制度」を導入・移行することも発表しました。これは「当社株式を中長期的に保有いただくこと」を明確な目的として掲げられたものです。
具体的には、2027年3月末以降、毎年3月末日および9月末日の年2回を基準日とし、1単元(100株)以上の株式を「1年以上継続保有」している株主を対象に、各基準日ごとに「うな重<竹>」引換券を2枚ずつ贈呈するという内容。つまり、長期保有の条件を満たせば、年間で合計4枚の引換券を継続して受け取れる制度設計となっています。
ここでポイントとなるのが「1年以上継続保有」の条件です。原則として、各基準日とその6カ月前、および1年前の株主名簿に、同一の株主番号で100株以上の保有が継続して記載または記録されている必要があります。ただし、同社は初回となる「2027年3月末基準日」の通常株主優待に向けて、特例措置を設けています。今回の特別優待の基準日である「2026年7月末」、そして「2026年9月末」、「2027年3月末」の計3回、同一株主番号で継続して記載または記録されていれば、特例として1年以上継続保有とみなされ、通常優待の対象になることが明記されています。
この特例により、今回の2026年7月29日までに株式を購入して特別優待の権利を得た後、そのまま株式を手放さずに保有し続けることで、次回の通常優待の対象となる条件をスムーズに満たすことができる設計になっています。
今後の株主還元に対する企業姿勢
同社は今回の発表の中で、「今後も様々な形で新たな『株主優待制度』の取り組みを進めてまいります」と述べており、中長期的な株主との関係構築を重視する方針を示しています。
企業が株主優待を拡充・新設する背景には、個人投資家の裾野を広げ、安定的な株主層を形成したいという意図があります。AIフュージョンキャピタルグループによる今回の発表も、直近の話題喚起を目的とした7月の特別優待と、長期保有を促す通常優待への移行を組み合わせた、戦略的な還元策といえます。
優待利回りや事業内容に注目する投資家にとって、同社の今後の動向は1つの関心事となるでしょう。制度の詳細については、同社の公式発表やウェブサイトなどを合わせてご確認ください。
●AIフュージョンキャピタルグループ株式会社 管理本部
電話番号:03-6261-9511(受付時間:平日 9:00~17:00)
●「鰻の成瀬」公式ウェブサイト
https://unagi-naruse.com/
※本記事は、企業が公表したプレスリリースに基づき、構成したものです。特定の銘柄の購入や売却を推奨するものではありません。株式投資には、株価の下落による損失リスクや、発行体の財務状況の悪化によるリスクなどが伴います。また、株主優待制度は企業の都合により将来変更・廃止される可能性があります。実際の投資判断にあたっては、ご自身で企業の最新の開示情報や市場動向を十分に確認し、自己の責任において行っていただきますようお願いいたします。