12月19日の日経平均株価は上昇して寄り付くと、終日プラス圏で推移する堅調な展開でした。指数は後場に高く寄り付くと、その後は上昇幅を縮小させる動きもみられましたが、引けにかけて再び水準を切り上げ、前日比505.71円高の49,507.21円で取引を終えています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが144銘柄、値下がりが76銘柄、変わらずが5銘柄。
市場が注目していた日銀金融政策決定会合の結果は、大勢の予想通り利上げとなりました。もっとも、今後の利上げや保有する上場投資信託(ETF)の売却開始などへの具体的な言及がなかったことから、市場は“ハト派的な利上げ”と受け止めたようで、海外短期勢が先物への買いを強めたとみられ、円安・株高に振れた模様です。
日経平均株価の寄与度上位は、ソフトバンクグループ〈9984〉、アドバンテスト〈6857〉、東京エレクトロン〈8035〉、フジクラ〈5803〉、豊田通商〈8015〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、コナミ〈9766〉、任天堂〈7974〉、TDK〈6762〉、ソニー〈6758〉、京セラ〈6971〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は27億4,600万株、売買代金は6兆6,499.76億円となり、前日と比べて増加。
業種別では、非鉄金属、建設業、情報・通信、銀行業、輸送用機器などが上昇した一方、その他製品、海運業、水産・農林業、パルプ・紙、証券業が下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位がGMOインターネット〈4784〉で+100円(+15.17%)の759円、2位がイオンフィナンシャルサービス〈8570〉で+185円(+11.69%)の1,768円、3位が旭有機材〈4216〉で+395円(+8.43%)の5,080円となりました。
一方下落率は、1位がネクセラファーマ〈4565〉で-106円(-12.33%)の754円、2位がADワークスグループ〈2982〉で-31円(-6.87%)の420円、3位が太陽ホールディングス〈4626〉で-300円(-6.02%)の4,682円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは113銘柄、年初来安値を更新したのは5銘柄でした。
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