12月15日の日経平均株価は、前週末の米ハイテク株安の流れを引き継ぎ、下落して寄り付きました。その後も、今週開催予定の日銀金融政策決定会合で利上げ観測が強まるなか、市場はリスク選好姿勢が後退、前日比668.44円安の50,168.11円で取引を終えています。もっとも、日経平均構成銘柄の騰落数は値上がり130銘柄に対して値下がりが94銘柄、変わらずが1銘柄と上昇銘柄が6割近くを占めており、値がさ株が指数を下押しした格好です。
日経平均株価の寄与度下位は、アドバンテスト〈6857〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、TDK〈6762〉、ファナック〈6954〉、東京エレクトロン〈8035〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、リクルートホールディングス〈6098〉、信越化学工業〈4063〉、イオン〈8267〉、トヨタ自動車〈7203〉、豊田通商〈8015〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は22億6,400万株となり前日と比べて増加した一方、売買代金は5兆1,128.09億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、陸運業、銀行業、輸送用機器、サービス業、小売業などが上昇した一方、非鉄金属、鉄鋼、電気機器、機械、その他製品などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位がフィットイージー〈212A〉で+500円(+21.18%)の2,861円、2位がホギメディカル〈3593〉で+1,000円(+17.39%)の6,750円、3位がメディカル・データ・ビジョン〈3902〉で+80円(+17.32%)の542円となりました。
一方下落率は、1位がKLab〈3656〉で-35円(-8.64%)の370円、2位が日本製鋼所〈5631〉で-706円(-7.90%)の8,234円、3位がキオクシアホールディングス〈285A〉で-690円(-6.98%)の9,200円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは210銘柄、年初来安値を更新したのは10銘柄でした。
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