ゴールドオンライン新書最新刊、Amazonにて好評発売中!
富裕層の資産承継と相続税 富裕層の相続戦略シリーズ【国内編】
『司法書士が全部教える 「一人一法人」時代の会社の作り方【実践編】』
加陽麻里布(著)+ゴールドオンライン (編集)
『富裕層が知っておきたい世界の税制【カリブ海、欧州編】』
矢内一好 (著)+ゴールドオンライン (編集)
シリーズ既刊本も好評発売中 → 紹介ページはコチラ!
日本の富裕層に共通する「3つ」の特徴
以下はあくまで私が見てきたなかでの話になりますが、日本国内にいる富裕層は、個々にいくつか共通する「特徴」を持っています。
1.決断スピードの速さ
そのひとつとして挙げられるのが「決断スピードの速さ」です。何かを決める際、ゆっくり時間をかけて悩むことがありません。ただし、その特徴が本当によいことだと言い切るのは難しいところです。なぜなら、焦った挙げ句、誤った選択・決断をしてしまう恐れがあるからにほかなりません。
とはいえ、これを企業にたとえてみるとどうでしょうか? 迅速に決断して素早く次のステップへ進む企業と、ダラダラと時間をかけてゆっくりと進む企業、果たしてどちらの企業が成長・発展する見込みがあるのか、と問われたら、多くの人が迷わず前者のほうだと答えるでしょう。
しかし、いざ投資に関する決断を迫られたとき、未経験者の多くが二の足を踏むのではないかと思います。その理由は単純に「怖いから」にほかならず、知識がなければ判断に迷うのも当然でしょう。
一方、確固たる知識があり、かつ百戦錬磨の経験が備わっていたとしたら話は違ってきます。特に投資は、買うべきか、売るべきかなど、常に決断を迫られるものです。富裕層が学習に貪欲なのは、余計な時間をかけず、スピーディーに事を運ぶためといっても過言ではありません。
2.好奇心が旺盛
そして富裕層の特徴としてはもうひとつ、「好奇心が旺盛である」点が挙げられます。
たとえば初めて口にする食べものを前にすると、誰でも抵抗感を覚えると思います。「いったいどんな味がするのか」「見た目がちょっと変だけど大丈夫か?」といったところです。しかし、一度食べて「おいしい」とわかれば、また食べたくなる。そんな経験をした人も多いと思います。
ところが私が見てきた富裕層はその辺の「躊躇」がなく、興味(そして知識に裏付けられた確信も)があれば、迷わず口にしてみる、そんな人が多い印象です。
