ゴールドオンライン新書最新刊、Amazonにて好評発売中!
『データで読み解く「日本経済」のリアル【季節&気象・マインド・おもしろジンクス編】』
宅森昭吉(著)+ゴールドオンライン (編集)
『データで読み解く「日本経済」のリアル【エンタメ・スポーツ・事件編】』
宅森昭吉(著)+ゴールドオンライン (編集)
富裕層の資産承継と相続税 富裕層の相続戦略シリーズ【国内編】
八ツ尾順一(著)+ゴールドオンライン(編集)
シリーズ既刊本も好評発売中 → 紹介ページはコチラ!
FX、仮想通貨…「高利回り」をうたう投資商品のワナ
アッパーマス層から準富裕層へと進む過程では、資産が増えるにつれて投資の選択肢も大きく広がります。しかしその一方で、高リスクの商品や未知の投資機会に手を出すことは、大きな損失を招く可能性があることを忘れてはいけません。
特に、FX(外国為替証拠金取引)や仮想通貨、未公開企業への出資、不動産型クラウドファンディングなどは、大きな利益を期待できる一方で、非常にリスクの高い商品として知られています。
実際、これらの商品は短期間での高い利回りが宣伝されることが多く、魅力的に感じられるかもしれませんが、その分リスクも大きく、特に元本を失う危険性が常に伴う点に注意すべきです。
老後資産が水の泡…投資詐欺で老後計画が頓挫した人も
例を挙げると、ある人は老後の夢をかなえるため長年かけて貯めた資産を投資詐欺で失ってしまいました。この人は、広い庭付きの家に住み替え、花壇をつくってバラを育てるという目的のために努力して資産を積み上げてきましたが、リスクの高い投資に手を出した結果、大半の資産を失い、計画が頓挫してしまったのです。
このような事例からもわかる通り、高いリスクを伴う商品には、安易に手を出すべきではありません。特に高齢者にとっては、資産の保全が最優先課題となるため、厳禁といっても過言ではないでしょう。
「金融商品」と「そうでない商品」の区別
さらに注意すべき点は、金融商品とそうでない商品の区別です。
たとえば、かつてテレビCMなどで広く紹介され、一般にも一定の認知があった不動産関連の投資商品がありましたが、実はその商品は金融庁の監督下にある金融商品ではなく、都道府県の認可を受けて運営されていたファンド形式のものでした。課税方式もいわゆる20.315%の源泉課税ではなく、雑所得扱いになるため、原則確定申告が必要になるものでした。こうした点も理解せずに購入されてしまう人も多くいます。
また、このような商品は、高い利回りについてクローズアップされがちですが、運用の仕組みやリスクが十分に説明されていないケースが多く、実際に運用に失敗すると元本を大きく失う可能性があるため、大変危険です。また、雑所得として課税されるため、宣伝されている利回り通りの利益が得られるわけではない点にも注意が必要となります。
老後資金確保のためには利回りよりも「安全性」を重視して
このように、投資を行う際には商品そのもののリスクや仕組みを十分に理解することはもちろん、金融庁に登録された信頼性の高い商品を選ぶことが重要です。
また、運用資産が増えるにつれ、より多くの投資機会が見えてきますが、それに比例して誘惑も増えます。繰り返しますが、特に高齢者は将来の生活費や老後資金を確保するために、安全性の高い運用を心がけることが重要です。
