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現金・預金割合アメリカの4.3倍…いまだ「現金依存」の日本
もうかなり過去の話になりますが、アメリカでは株式を個別に購入することが難しく、投資信託を通じて株式投資を行うのが一般的でした。しかし、インターネットの普及により、今では世界中の株式や投資信託に簡単にアクセスできるようになり、分散投資が容易になっています。
投資信託やETF(上場投資信託)を活用することで、個別株への依存を減らし、リスクを分散しながら資産を効率的に増やすことができます。これにより、株式市場の一時的な下落や経済的なショックにも耐えられる投資ポートフォリオを作成することが可能となります。
さて、日本、アメリカ、ユーロエリアの金融資産構成を見てください(図表1)。
日本の金融資産における現金・預金の割合は約51%であるのに対し、アメリカは約12%、ユーロエリアでは約34%となっており、日本人がいかに「現金・預金派」であるかがわかります。
アメリカでは投資信託や株式等が金融資産全体の過半数を占めていますが、日本ではこの割合が2割にも満たないのが現状です。ただし、それでも過去と比較すれば、日本でも投資への関心は着実に高まってきているといえるでしょう。

