11月26日の日経平均株価は、FRBの利下げ観測を背景とした米株高の流れを引き継ぎ上昇して始まると、指数は一時1,000円超上昇しました。しかし、節目の5万円が近づく局面では、主力の値がさ株を中心に伸び悩み、前日比899.55円高の49,559.07円で取引を終えています。
日経平均株価は、先月(10月)1ヵ月間で7,478.71円上昇しており、この過熱感はいまだ完全には払しょくされていないとの見方もあることから、市場に残る警戒感が指数の上値を抑えたと考えられます。
もっとも、日経平均構成銘柄の騰落数は値上がり209銘柄に対して値下がりが16銘柄、変わらずが0銘柄。また、東証プライムについても値上がり銘柄数1,422に対して値下がりが157、横ばい33と、この日は幅広い銘柄に買いが集まりました。
日経平均株価の寄与度上位は、ソフトバンクグループ〈9984〉、アドバンテスト〈6857〉、ファーストリテイリング〈9983〉、リクルートホールディングス〈6098〉、ソニー〈6758〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、イビデン〈4062〉、キッコーマン〈2801〉、コナミ〈9766〉、キーエンス〈6861〉、トレンドマイクロ〈4704〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は23億2,100万株、売買代金は6兆1,067.61億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、証券業、電気・ガス業、銀行業、鉱業、金属製品などが上昇した一方、海運業が下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がLink-Uグループ〈4446〉で+150円(+18.36%)の967円、2位がGMOインターネットグループ〈9449〉で+443円(+12.36%)の4,027円、3位がギフティ〈4449〉で+121円(+11.59%)の1,165円となりました。
一方、値下がり下位は、1位がキオクシアホールディングス〈285A〉で-1,467円(-14.89%)の8,386円、2位が日東紡績〈3110〉で-880円(-6.21%)の13,280円、3位がディア・ライフ〈3245〉で-64円(-5.44%)の1,113円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは212銘柄、年初来安値を更新したのは4銘柄でした。
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