11月4日の日経平均株価は小幅安で寄り付くと、その後は一時上昇に転じる場面がみられるなど、方向感に乏しい展開で前場を終えました。ただ、後場に入ると相場は売り優勢に転じ、日経平均株価は引けにかけて下げ幅を拡大、前営業日の高値引けから一転、前日比914.14円安の51,497.20円で安値引けとなっています。なお、日経平均株価は10月の1ヵ月間で7,478円上昇しました。これは月間の上げ幅として過去最大であり、市場では過熱感を警戒する売りも出やすかったとみられています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが114銘柄、値下がりが109銘柄、変わらずが2銘柄。
日経平均株価の寄与度下位は、ソフトバンクグループ〈9984〉、アドバンテスト〈6857〉、ファーストリテイリング〈9983〉、TDK〈6762〉、リクルートホールディングス〈6098〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、東京エレクトロン〈8035〉、ファナック〈6954〉、レーザーテック〈6920〉、ネクソン〈3659〉、アステラス製薬〈4503〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は30億5,700万株、売買代金は8兆7,044.55億円となり、前日と比べて増加。
業種別では、空運業、ガラス・土石製品、石油・石炭製品、ゴム製品、非鉄金属などが上昇した一方、海運業、情報・通信、サービス業、小売業、倉庫・運輸関連業などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位がブレインパッド〈3655〉で+400円(+23.85%)の2,077円、2位が住友ファーマ〈4506〉で+400円(+23.75%)の2,084.5円、3位が平河ヒューテック〈5821〉で+500円(+21.51%)の2,825円となりました。
一方下落率は、1位がソシオネクスト〈6526〉で-700円(-20.05%)の2,791円、2位がSCREENホールディングス〈7735〉で-1,825円(-12.43%)の12,860円、3位がネクセラファーマ〈4565〉で-93円(-10.38%)の803円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは135銘柄、年初来安値を更新したのは17銘柄でした。
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