10月28日の日経平均株価は寄り付き下落してはじまると、その後はマイナス圏でもみ合う展開に。後場に入ると下げ幅を広げ、指数は一時前日比400円超下落する場面もみられました。その後、引けにかけてやや下げ幅を縮小させ、前日比293.14円安の50,219.18円で取引を終えています。前日の米株はハイテク株を中心に大きく上昇していましたが、日経平均は前日に大台の5万円を突破したこともあり、この日の東京株式市場はひとまずの達成感から利益確定売りが優勢となった模様です。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが26銘柄、値下がりが196銘柄、変わらずが3銘柄。
日経平均株価の寄与度下位は、ファーストリテイリング〈9983〉、ニデック〈6594〉、日東電工〈6988〉、ファナック〈6954〉、アドバンテスト〈6857〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、ソフトバンクグループ〈9984〉、東京エレクトロン〈8035〉、中外製薬〈4519〉、古河電気工業〈5801〉、ディー・エヌ・エー〈2432〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は22億9,200万株となり前日と比べて増加した一方、売買代金は5兆8,852.09億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、情報・通信が上昇した一方、金属製品、建設業、繊維製品、ガラス・土石製品、パルプ・紙などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位がイビデン〈4062〉で+1,780円(+16.40%)の12,635円、2位がエンプラス〈6961〉で+1,000円(+14.90%)の7,710円、3位がメタウォーター〈9551〉で+375円(+11.96%)の3,510円となりました。
一方下落率は、1位がニデック〈6594〉で-500円(-19.45%)の2,070.5円、2位がKLab〈3656〉で-34円(-12.93%)の229円、3位が第一稀元素化学工業〈4082〉で-161円(-11.10%)の1,289円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは77銘柄、年初来安値を更新したのは12銘柄と、個別株への旺盛な物色が示唆される結果となりました。
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