10月23日の日経平均株価は、前日の米ハイテク株安の流れを引き継ぎ、半導体関連銘柄を中心に売り優勢の展開となり、前日比666.18円安の48,641.61円で取引を終えました。米国時間22日(水)、トランプ米政権が米国製のソフトウェア搭載製品について対中輸出規制を検討すると伝わったことを受け、米株式市場ではエヌビディアをはじめ主力の半導体関連銘柄が下落、この流れが波及した模様です。こうしたなか、日経平均株価の下落幅は一時900円を超えましたが、先高観は根強く、下値では押し目買いの動きが出やすかったとみられています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが96銘柄、値下がりが128銘柄、変わらずが1銘柄。
日経平均株価の寄与度下位は、ソフトバンクグループ〈9984〉、アドバンテスト〈6857〉、東京エレクトロン〈8035〉、TDK〈6762〉、リクルートホールディングス〈6098〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、フジクラ〈5803〉、三井不動産〈8801〉、日東電工〈6988〉、豊田通商〈8015〉、住友不動産〈8830〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は20億9,200万株、売買代金は5兆1,011.43億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、鉱業、不動産業、パルプ・紙、石油・石炭製品、水産・農林業などが上昇した一方、情報・通信、証券業、電気機器、その他金融業、サービス業などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位が第一稀元素化学工業〈4082〉で+150円(+18.89%)の944円、2位がアドソル日進〈3837〉で+218円(+16.58%)の1,533円、3位が住友重機械工業〈6302〉で+414円(+11.26%)の4,092円となりました。
一方下落率は、1位がアステリア〈3853〉で-205円(-13.17%)の1,351円、2位が井関農機〈6310〉で-186円(-7.60%)の2,260円、3位がルネサスエレクトロニクス〈6723〉で-109.5円(-5.59%)の1,848円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは98銘柄、年初来安値を更新した銘柄はありませんでした。
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