7月22日の日経平均株価は、前日の米ハイテク株高を受けて主力株中心に上昇すると、一時上げ幅は400円を超えました。しかし、政権基盤の不安定化が意識されるなか、指数が節目の4万円台を回復すると利益確定の売りに押され上げ幅を縮小。日経平均株価は後場入り早々マイナスに転じ、前日比44.19円安の39,774.92円で取引を終えています。米相互関税の上乗せ分の発動まで約10日と迫るなか、現政権では交渉が上手くまとまらないのではといった警戒感がくすぶっている模様です。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが100銘柄、値下がりが124銘柄、変わらずが1銘柄。
日経平均株価の寄与度下位は、東京エレクトロン〈8035〉、中外製薬〈4519〉、テルモ〈4543〉、コナミ〈9766〉、第一三共〈4568〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、ソフトバンクグループ〈9984〉、アドバンテスト〈6857〉、フジクラ〈5803〉、ファーストリテイリング〈9983〉、良品計画〈7453〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は16億8,300万株、売買代金は4兆2,076.80億円となり、前日と比べて増加。
業種別では、鉄鋼、非鉄金属、機械、電気・ガス業、銀行業などが上昇した一方、医薬品、精密機器、その他製品、倉庫・運輸関連業、金属製品などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位がプロレド・パートナーズ〈7034〉で+45円(+7.45%)の649円、2位が三菱重工業〈7011〉で+199円(+6.20%)の3,410円、3位が三井E&S〈7003〉で+174円(+6.05%)の3,050円となりました。
一方下落率は、1位がアドバンスクリエイト〈8798〉で-38円(-11.59%)の290円、2位がソディック〈6143〉で-95円(-9.74%)の880円、3位がACCESS〈4813〉で-62円(-8.02%)の711円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは108銘柄、年初来安値を更新したのは16銘柄でした。
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