4月18日の日経平均株価は、前日比352.68円高の34,730.28円で取引を終えました。欧州などがイースター(復活祭)に伴う休暇に入り、また18日は米国が聖金曜日で株式や債券市場が休場となるなか、この日の東京市場は閑散相場となりました。東証プライム市場の売買高は14億7,600万株、売買代金は3兆3,015.25億円で今年最低となりました。
そんな閑散相場で指数を押し上げたのが、医薬品をはじめとするディフェンシブ株でした。なかでも中外製薬〈4519〉は、米イーライ・リリーに開発・販売の権利を譲渡している肥満症薬候補の治験結果が良好で、ロイヤルティー収入への期待が株価の上昇につながり、1銘柄で日経平均を124円押し上げています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが181銘柄、値下がりが41銘柄、変わらずが3銘柄。
日経平均株価の寄与度上位は、中外製薬〈4519〉、ファーストリテイリング〈9983〉、コナミ〈9766〉、バンダイナムコHD〈7832〉、第一三共〈4568〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、アドバンテスト〈6857〉、東京エレクトロン〈8035〉、リクルートホールディングス〈6098〉、TDK〈6762〉、信越化学工業〈4063〉となりました。
業種別では、医薬品、海運業、鉱業、倉庫・運輸関連業、建設業などが上昇した一方、サービス業が下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位が中外製薬〈4519〉で+1,243円(+17.54%)の8,328円、2位が住友ファーマ〈4506〉で+100円(+16.45%)の708円、3位がチヨダ〈8185〉で+164円(+14.95%)の1,261円となりました。
一方下落率は、1位がSCREENホールディングス〈7735〉で-380円(-3.97%)の9,196円、2位がリクルートホールディングス〈6098〉で-275円(-3.58%)の7,416円、3位がミスミグループ本社〈9962〉で-75円(-3.45%)の2,100円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは110銘柄、年初来安値を更新したのは2銘柄でした。
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