4月16日の日経平均株価は、前日比347.14円安の33,920.40円で取引を終えました。米半導体大手エヌビディアが中国向けに設計した人工知能(AI)半導体について、米政府による輸出規制の対象と伝わると、同社株が時間外取引で急落。これを受けてこの日の東京市場でも半導体関連銘柄を中心に売り優勢となりました。加えて、後場にはオランダ半導体装置大手ASMLホールディングの1〜3月期決算で、新規受注が直前の四半期から大幅に減速したことを受けて半導体関連銘柄は一段安。米ドル円の円高進行も重しとなったとみられています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが81銘柄、値下がりが142銘柄、変わらずが2銘柄。
日経平均株価の寄与度下位は、アドバンテスト〈6857〉、ファーストリテイリング〈9983〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、東京エレクトロン〈8035〉、テルモ〈4543〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、中外製薬〈4519〉、KDDI〈9433〉、ニトリ〈9843〉、セコム〈9735〉、バンダイナムコHD〈7832〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は16億4,500万株、売買代金は3兆8,316.32億円となり、前日と比べて増加。
業種別では、空運業、建設業、水産・農林業、倉庫・運輸関連業、不動産業などが上昇した一方、海運業、非鉄金属、銀行業、精密機器、繊維製品などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位が日本調剤〈3341〉で+500円(+23.41%)の2,636円、2位がGMOインターネット〈4784〉で+390円(+19.35%)の2,406円、3位がボードルア〈4413〉で+535円(+11.11%)の5,350円となりました。
一方下落率は、1位がHIOKI〈6866〉で-610円(-9.59%)の5,750円、2位がKOKUSAI ELECTRIC〈6525〉で-196円(-8.48%)の2,114円、3位がローツェ〈6323〉で-121.5円(-8.12%)の1,375.5円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは53銘柄、年初来安値を更新したのは6銘柄でした。
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