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再生事例2:兵庫県高砂市物件(加古川市の隣の町、人口約10万人)
築年数:42年
販売時:380万円/取得費:200万円
工事費:337万円
家賃:6万5000円/利回り:14.5%
ご主人が亡くなり近くのマンションに息子さんと移住することになったということで奥様が売却された物件です。工事着手後にシロアリ駆除、コウモリ駆除、漏水が発生し、工事費が当初より追加となったために少し利回りが下がりました。家賃は6万円で募集をしましたが、入居希望者が犬を3匹飼っているとのことで、プラス5000円で了承いただき、最終家賃が6万5000円で決まりました。
以上の事例でもわかるように、地方物件は都市部と比べて建物が広く、比較的きれいで程度がいいということです。こうした物件は融資も得やすいと思います。
兵庫県高砂市物件の事例のように、物件状況によっては工事費がかさむ場合もあります。しかしそれを補うように、ペット可にして家賃アップを狙う手法もあります。忘れてはならないのは、家賃アップを狙えるのは競合が少ないからです。そして、実績が出ると地元の不動産業者からも信頼を得てどんどん情報が入るようになります。競合が少ないということは、不動産業者にとっても貴重なお客さんとなるのです。
大熊 重之
一般社団法人全国古家再生推進協議会理事長
オークマグループCEO
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