3月28日の日経平均株価は、前日の米株安の流れを引き継ぎ、一時900円超の下げ幅を記録するなど軟調でした。もっとも、下値では自律反発狙いの買いなども入りやすかったとみられ、前日比679.64円安の「37,120.33円」で取引を終えています。
また、この日は3月期末配当の権利落ち日であったことも指数を下げた要因となりました。QUICKの試算では、配当落ちの影響がこの日の日経平均を300円あまり押し下げたとみられています。加えて、トランプ関税を巡る懸念が強まるなか、週末を前にポジション調整の売りも出やすく、こうした複数の下落要因が重なった結果が指数を押し下げたと考えられます。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが19銘柄、値下がりが206銘柄、変わらずが0銘柄。
日経平均株価の寄与度下位は、東京エレクトロン〈8035〉、ファーストリテイリング〈9983〉、アドバンテスト〈6857〉、リクルートホールディングス〈6098〉、トヨタ自動車〈7203〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、ネクソン〈3659〉、大塚ホールディングス〈4578〉、KDDI〈9433〉、コナミ〈9766〉、NTTデータ〈9613〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は19億3,800万株、売買代金は4兆4,761.29億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、上昇した業種はなく、証券業、海運業、鉄鋼、輸送用機器、銀行業などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位が新光電気工業〈6967〉で+1,500円(+20.38%)の8,861円、2位がマーケットエンタープライズ〈3135〉で+128円(+9.01%)の1,548円、3位がサンウェルズ〈9229〉で+46円(+8.10%)の614円となりました。
一方下落率は、1位がドリームインキュベータ〈4310〉で-1,015円(-22.78%)の3,440円、2位が東洋証券〈8614〉で-55円(-9.20%)の543円、3位が日鉄鉱業〈1515〉で-630円(-8.51%)の6,770円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは33銘柄、年初来安値を更新したのは7銘柄でした。
【PR】資産形成ゴールドオンラインのおすすめ証券会社
■主要ネット証券5社の「クレカ積立」を比較…おすすめの組み合わせは?
■おすすめネット証券5社の「投信保有ポイント」を比較…還元率が高いのはどこ?
注目のセミナー情報
【その他】12月24日(水)開催
応援したい若者を自身で選ぶ!
あなたの名を冠した「オリジナル奨学金」で後世に残る社会貢献
【国内不動産】12月26日(金)開催
