3月25日の日経平均株価は、前日の米株高を受けて寄り付き上昇して始まると、その後も終日プラス圏での推移となり、前日比172.05円高の37,780.54円で取引を終えました。もっとも、前日の米株相場と比べると日経平均株価の上値は重く、38,000円近辺では戻り待ちの売りが出やすかったとみられています。また、トランプ米大統領が24日に半導体など品目別の関税について、当初導入予定の4月2日の公表に含まない可能性を示唆したことから、足元でリバランスのため売られていた半導体や人工知能(AI)の関連銘柄の一角に買いが目立ちました。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが153銘柄、値下がりが66銘柄、変わらずが6銘柄。
日経平均株価の寄与度上位は、ファーストリテイリング〈9983〉、テルモ〈4543〉、TDK〈7672〉、ネクソン〈3659〉、コナミ〈9766〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、アドバンテスト〈6857〉、7&iHD〈3382〉、エムスリー〈2413〉、富士通〈6702〉、三菱重工業〈7011〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は16億4,000万株、売買代金は3兆9,340.99億円となり、前日と比べて売買高は減少し、売買代金は増加。
業種別では、精密機器、不動産業、繊維製品、ガラス・土石製品、非鉄金属などが上昇した一方、銀行業、電気・ガス業、水産・農林業、その他金融業、陸運業などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位がダブル・スコープ〈6619〉で+27円(+11.69%)の258円、2位がミマキエンジニアリング〈6638〉で+171円(+11.62%)の1,642円、3位がネクソン〈3659〉で+185円(+9.02%)の2,236円となりました。
一方、下落率は、1位がアンビスホールディングス〈7071〉で-56円(-10.89%)の458円、2位が愛知製鋼〈5482〉で-520円(-6.63%)の7,320円、3位が三井E&S〈7003〉で-80円(-4.23%)の1,812円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは31銘柄、年初来安値を更新したのは2銘柄でした。
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